綱付森 [2011年の山]
綱付森
2011年11月3日
矢筈峠の駐車場には車が停まっていない 、天気が悪いので綱付
にも誰も来ていないと思っていたが林道ゲート前の空き地には先着
の車が概に3台、土佐矢筈より綱付狙いの人が多いのは意外。
登山道入り口の案内によると3日前に登山道の笹の刈り払い
があったようで、今日はその後片付けが予定されているようだ。
雨は降っているが小雨程度、雨具を着用して山頂に向かう。
道の両側1mほどの笹が刈られている。
尾根に上がっても刈り払われ高速道のように広がった道が
続いている。むしろちょっと刈りすぎの感も、しかしながら
これだけの作業をするには、だいぶの手間が必要だった
のでは、同行のM氏が以前に来た時は腰高の笹を掻き
分けたらしく、それに比べると遥かに歩きやすくなって
いるそうだ。
高度が上がり笹の背丈が低くなりだした1460mピークを過ぎた稜線では
刈り込みはされておらず風景的には、こちらの方がやはり趣がある。
少し雨が上がりだし雲の切れ間から綱付森が見え出した。
振り返ればまだ雲がかかっているが土佐矢筈山も姿を現す。
左に目を転じれば尖った天狗塚となだらかな牛の背の稜線
高知では山名に森がつく山は大体が、なだらかな山頂の
ようで、ここも標識や三角点が無ければ、どこがピークかよく
分からない、こんもりとした笹原の中に標識が立っている。
天気がよければ素晴らしい展望だろうが残念、それでも
南国市らしき市街地や太平洋の水平線も霞みながらも
見えている。
林道から稜線鞍部にあがって登ってこられた高知の4人組と
山頂でゆっくりお昼をしていたら賑やかな声が聞こえてきだした。
眺めると刈り払った笹の後片付けに来た高知工科大のグループ
が続々と登ってきている、狭い山頂はたちまち人で埋まりだした
スペースを空けるべく入れ替わりに下山とする。
約2時間少々で登山口に戻ってきた。
怪我でブランクがあるはずのM氏だがその気配もまるで
なくいつもの健脚で完全復帰の手ごたえを感じていたよう
で、これからの山では、また後を付いていくのに難儀しそうだ。
登り約2時間35分(小休を含む)
下り約2時間10分(小休を含む)
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