稲叢山・陣ヶ森 [2012年の山]
稲叢山・陣ヶ森
土佐町の瀬戸川渓谷沿いを上流に進み稲村ダムに着く、このダムは夜間に
余剰電力で大橋貯水池から稲村ダムに揚水して昼間のピーク時には560m
の落差を利用して四国の水力発電所では最大の発電能力を持つらしい。
原発の稼動停止で電力不足が危惧される、この夏には頑張ってもらいものだ。
ダム湖の畔では満開を過ぎた牡丹桜が重たそうに枝をしならせ咲いている。
山頂へは、いろいろとルートがあるようだが渓谷コースで登り
送電線コースか山頂小路コースで下ることにする。
登山口から直ぐに山頂小路コースとの分岐があらわれる。
渓谷コースというだけあって自然林の中、沢を縫うように登山道がついて
おり途中には大岩や小さな滝が次々と現われ、マイナスイオンが一杯の
森林浴を兼ねたお手軽なハイキングコースが続く。
平家落人伝説の洞窟、源平合戦で敗れ落ち延びていった
平家落人がここに隠れ住んで更には横倉山へと辿ったらしい。
稜線に上がり石楠花の尾根を行くが花は南斜面で僅かに咲いている
程度でしかも花芽が少ない、だがシロヤシオは概に満開。
山頂 三角点は
二等三角点 点名 稲村ケ台 1506m
山頂からは東に山頂小路コースで下るが僅かに稲村ダム湖の湖面が
望めるだけ、杉林の尾根を行くコースとあって面白みはない。
渓谷コースも秋の紅葉時など良さそうだが、ハイキングコースとあって
少し物足りない。アケボノツツジやオオヤマレンゲの頃に東門山への
縦走を組み合わせたら、この山を楽しめるのでは。
下山後は四国百山のピークハントに近くの陣ヶ森に向かう。
陣ヶ森へは地形図を見ると四方八方から破線が延びてきている。
安吉集落奥からと思い向かったが途中から延伸された林道に入ってしまい
引き返し、お手軽な峰石原集落奥からのらくちんコースで登る、空荷だった
こともあり15分くらいでの超お手軽ピークハント。
なぜこの山が百山に選ばれたのか?だが、多分この先にある丸山広場や
アセビの大群落が評価のポイントなのだろう。
山頂三角点は
二等三角点 点名 陣ヶ森 1013.3m
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