阿蘇 中岳・高岳 [2012年の山]
阿蘇山 中岳・高岳
2012年5月30日
草千里浜からの烏帽子岳
阿蘇山公園道路で火口西の駐車場まで行く。中岳第一火口は先日まで
火山ガスの噴出が盛んで火口縁まで近づくことができない日が多かったらしいが
今日は風がないためガスが真上にあがり規制が解除とあって噴火孔からは
火山ガスの硫黄成分が溶け込んでいるのだろうか黄緑色をした火山湖が覗けた。
観光客は修学旅行の中学生以外は賑やかなアジア系の観光旅行客ばかり目立つ
その中を日本のシニアが遠慮がちに歩いている。いまや昇竜のアジア各国と老齢化
がすすみ経済大国として名をはせた日本も今は昔の差を知らしめるような光景だ。
スピーカーから韓国語・中国語・英語等で火山ガスの注意が煩いくらい流れている
噴火孔周辺だが登山ルートの木道に進むと、一転して草も生えていない静寂なる
砂千里浜の中の縁を歩いていくようになる。
枯れ谷を渡ればガレ石だらけの登りになるが急な登りは
ここだけ稜線にあがってしまえば
あとはゆったりとした道が中岳・高岳に向かって伸びている
中岳はコースから少し離れたちょっと小高い程度のピーク
昨日歩いた九重連山が見えるはずだが霞んでまったく確認
できない、運休している仙酔峡ロープーウェイは廃墟の感が
する、仙人も花に酔うという仙酔峡だが近頃はミヤマキリシマ
が咲かなくなっているらしい。
ここから十五分ほど先に、これまた小高く盛り上がったような
ところが阿蘇山最高地点の高岳
高岳
三等三角点 点名 高岳 1592.3m
1592がゴロ合わせで肥後の国となるようだがわざわざ覚えることも無いか
山頂から東には微かに阿蘇五山涅槃姿の頭になる根子岳が見える
尖った峰々には登頂意欲をくすぐられるものがある、下手に見えている
避難小屋らしき建物は月見小屋だろう。
駐車場まで帰り次は阿蘇五山の烏帽子岳へ登るべく草千里の展望台に
車を止めたが臼杵港からのフェリーの時間が気になる。往復2時間程度
だろうが草千里ヶ浜の散策で済ます。この山の三角点は一等三角点
(点名 西烏帽子岳1337.2m)だったのでちょっと残念。
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