涸沢パノラマコース・屏風パノラマコース [2012年の山]
涸沢パノラマコース・屏風パノラマコース
蝶ヶ岳の上に昇る朝日
3日目最終日、今日は穂高岳山荘から上高地に下るだけ。
まず山荘からザイテングラードを下り、パノラマ分岐から
涸沢パノラマコースに入る。
雪渓を一旦横切り、しばらくすると見晴らし岩がある、ここからは
快適な石段の道をキャンプ場に向って下って行く。
涸れ沢ヒュッテのテラスで暫く休んだ後、屏風パノラマコースに向かう。
入り口には一般登山者通行禁止の表示がある。
岩稜登攀経験とはどのレベルをさすのか不明だが岩場も
ちょっと経験してきたので良し、として進む。
小屋でもヒュッテでもこのコースで下山する際はAM8時までに
との注意書があったが、はたして山腹に行き違いなど無理な
細い道が削られているだけで出会えば、どちらかが引き返さねば
ならない、一方通行にしている訳だ。
ロープ場にも次々と出会います。
パノラマコースというだけあって涸沢カールを見下ろすロケーション
は素晴らしい。
尖った屏風の頭が見え出してくると北尾根への登りになってくる
北稜8峰の末端の尾根道になると涸沢カールとはおさらば
左手にずっと見えていた北穂高も見えなくなってくるが代わりに
梓川を挟んで、どっしりとした蝶ヶ岳や長堀山が見え出す。
尾根道を少しくだると屏風のコル。まっすぐ進み屏風の耳に
寄れば再び涸沢のパノラマが開けるが、その余裕なし、
新村橋に向け下る、標識によると橋まで4kmになっている。
コルからはお花畑の中を下って行く、花のシーズンではないが
それでも背の高いトリカブトやアキノキリンソウ等の花が咲いている。
ここで初めて単独男性と出会い、慶応尾根手前の沢で休んでいると
3人組に出会う。慶応尾根で少し登りの後は林の中を急な下りになる。
奥叉白谷の沢を越してようやく緩い下りにはなるが、相変わらず展望
の無い雑木林の中で、いい加減うんざりの連続、ナイロンザイル事件
遭難碑から谷に堰堤が現われ、ようやく終わりを予感、ここで男性3人組
と出会い、結局であったのは4組とメインコースの横尾谷コースすれば
寂れた裏コースだが今日は土曜日、人また人でうんざりしながら下る事を
思えば静かな歩きを、楽しめれた。
昭文社の地図では2時間40分だが倍近くかかり、ようやく
新村橋に着く、休み過ぎたのか遅すぎたのか?それでも
地図の時間ではとても無理な気がするのだが・・・・
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