大崩山 [2013年の山]
大崩山
文化の日の連休、九州へ「紅葉の秋山」をと祖母山と大崩山に向かう。
八幡浜からフェリーで別府へ。当初は祖母山を最初にと予定していたが
天気予報が悪いので雨にならないうちに難易度の高い大崩山に予定変更。
豊後大野市から国道326号を南下、上赤からふるさと林道で上祝子へ入る。
画像中央の雲がかかっているピークが大崩山で右端の絶壁が小積ダキと思われる。
登山口周囲の道が広がっている路肩にはすでに何台もの先着車が並んでいる。
ガイドブック等のデーターでは所要時間が8時間や9時間とあって到着がAM8時では
時間切れは間違いなし、とりあえず坊主尾根コースと湧塚コースの合流点1671m
を目指して出発。まずは渡渉点まで1時間ほど祝子川に沿って上がっていく。
渡渉点の鉄橋は先日の台風で流されたまま。飛び石伝いで対岸に渡る。
しばらくは谷筋に沿って上がっていくが、やがて等高線に直交する、つづら折りの急登になる
上がりきって間もなく巨大な岩塊がガスの中に現れた、湧塚岩峰の基部になるようだ。
尾根道と巻き道の分岐からハシゴをよじ登って下湧塚へ上がる。
下湧塚のピークに出る。
位置的には湧塚岩峰の赤丸で囲んだ突端部になる、こんな先端まで
一般登山者でもよじ登れるように整備をしてくれたものだと感心。
次に切り立った尾根を中湧塚まで行く。(画像はネットでお借りした)
中湧塚から上湧塚を望む。
尾根道は上湧塚の基部から右側を巻き込み巻き道コースと合流する
上湧塚の突端へはそこからロープを使ってよじ登るようになっていた。
リンドウの丘分岐からトラバース道で坊主尾根に巻いていく。
それまでは朽ちた姿が、まばらにしか見えなかったスズ竹の姿が濃くなって
背丈を超すトンネルの個所も出てくる、徳島の山々でもスズ竹の藪が枯れて
消えているが。この山のスズ竹も勢いは無く、だんだんと消滅している感じだ。
坊主尾根コース分岐に着く
リンドウの丘というのは標識を見逃したのかわからず仕舞い。
小積ダキ分岐からダキの基部に沿って下っていく。
ワイヤーロープの張られた象岩のトラバース道
小積ダキの下端からはロープや梯子が幾度となくあらわれる急な下り。
岩の下を潜り込んだり巨大な背割り岩の間を通ったりと変化のあるコースだ。
坊主尾根の由来になっている「坊主岩」、「米塚」とも言うらしいが
ここから見る形は確かに巨大な米粒に見える、ガスが無ければ
湧塚の岩峰群が見えるのだろうが周囲は全く灰色の世界で非常に残念。
次々と現れるハシゴとロープで落ちるように下っていき林道分岐まで降りて来て
もう無いだろう思っていたら、まだまだ現れて、多分長短合わせたら30本以上の
ハシゴが出てきたのではなかろうか、しかしながらこれ等のハシゴが無いときは
どうやって登っていたのか?それを思えば整備してくれた方々に感謝。
タイムアウト寸前の16時過ぎに駐車地点まで帰り着く。
翌日は雨が確実とあって観光に切り替え高千穂へ。
高千穂峡の滝群は最近の雨で水量多く、ボートから見あげる真名井の滝は迫力満点。
紅葉の名所だが紅葉は始まったばかりで、これからが本番の模様。
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