沓掛山・黒森山 [2014年の山]
沓掛山・黒森山
2014年4月15日
例会山行「沓掛山」の下見に行く。
登山口には先着の車が一台
地形図の1320m付近で等高線が大きくひろがった平坦な所が
丸山荘を経て笹ヶ峰へ向かうコースとの分岐点「宿」
別子銅山で精錬に使う木炭の集積地だったと云うだけあって
木炭の屑が残っていたり建物があったと思われる石積も残る。
山腹を斜めに折り返しながら標高約1450mの稜線、西山越えに上がってくる。
ここからも右に進めば水平道で丸山荘を経て笹ヶ峰へ。沓掛山へは左に。
歩き良かったのは、この先まで。雪の重みで倒れているままの笹や
残雪で登山道がはっきりせず、仕方なく適当に笹の上を歩いて行く。
沓掛山への取り付きからは、道に覆いかぶさった笹を足でかき分け
ながら登るために余計な労力を強いられる。
山と高原地図では登り45分、下り25分になっているが、笹で見えない
足元を確かめながら25分で下るのは、ちょっと無理では?
登山口から3時間かかり沓掛山に着く。
昼食・休憩を除けば2時間15分くらいか、ガイドブックでは所要2時間
沓掛山1691m
沓掛山で後ろを振り返れば、大展望だ。
笹ヶ峰のたおやかな頂が大きく広がり東にチチ山、平家平、三ツ森山と続き。
西は寒風山、伊予富士、瓶が森が連なり、その後ろに筒上、手箱山
石鎚山が控え。雪の残るパノラマは四国とは思えない光景だ。
沓掛山から転がり落ちそうな急傾斜を下り黒森山に向かう。
登り返したピークからはシャクナゲがトンネル状に群落を作っている
個所もあちこちに、しかし花芽を持つ木は少なく今年も裏作か?
曙つつじの大木も目立ち来月は花の山になるのだろう。
黒森山では西側は樹木で遮られ展望はないが、東側は絶壁のため
展望良好。真正面に大きく赤石山系が控え、その右はるか奥には徳島の剣山山系
左に視線をやると新居浜市街や瀬戸内海を見渡せる。
花のほうは雪解け水の豊富な沢筋で何か咲いているのではと期待したが
山芍薬がつぼみを付けている位で、やっと雪解けになった頃の為か何もなし。
わずかに沢の日当たりが良い場所で雪割りイチゲが咲き残っていた。
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