赤星山(皇子渓谷コース) [2014年の山]
赤星山(皇子渓谷コース)
ゴールデンウイーク時期定番の花として筆頭は、やはりカタクリ。
愛媛の赤星山へ、瀬戸内海側の皇子渓谷コースで見物に行く。
土居ICを降りてすぐの野田登山口に7時10分頃着く。
今日からゴールデンウイークとあって少し花期には早いがカタクリ目当ての車で
概に満車かと思っていたが一台も停まっていない。シーズンにはまだ早かったか?
登山口より距離4.5kmの標識
高度差は1100mほど、距離・高度差からして歩行3時間以上は覚悟しなくては。
大地川沿いに、木橋で右岸左岸をいったりして高度を上げていく。
新緑のグリーンの間につつじの赤、散り際のサクラやタムシバの白と色とりどり。
見上げた断崖の上にはアケボノツツジらしきピンク色も見えている。
渓谷美にあわせて滝も次々と現れてくる。
機滝
滑床になっている布引滝
他にも降りて、滝つぼの傍まで行って見たい滝もあったが、まだ、ようやく
半分位しか登っていないとあって、まだまだ先は長いので見送り。。
道は滝見物に訪れる人が多いからだろうか、登山道としては良く整備
され幅員もあったが、朽ち果てた作業小屋を過ぎ千丈滝分岐より
尾根に上がりだしてからようやく険しい登山道らしくなる。
(尾根に上がらず川に沿って千丈滝方向に進んでも合流のようだ。)
赤星山から真北に伸びる大きな尾根に取り付くと、明るい雑木帯
になり、日当たりのよい斜面にはカタクリの若葉が出ているが
いずれもまだ蕾で開花しているのは見当たらない、山頂はすぐ先。
赤星山1453.2m 二等三角点 点名赤星山
先客は6人ほど、かってシーズンに行った時の人出に比べたら雲泥の差
地元の皆さんは花期のピークを良くご存じ。それでも気の早い株がぽつぽつ
と開花し、咲いたばかりの花弁をカールさせた姿は、やはり春の妖精。
帰路は豊受山に向かって縦走路を行く、次々と続くツツジの大木には蕾が
膨らみ始めている。開花したら、素晴らしい花のトンネルになりそう。
豊受山手前の鞍部から尾根につけられた新道で大地川の渓谷に周回する。
しばらくは植林帯だが、やがて芽吹いたばかりの新緑が目に柔らかな自然林になる。
ハシリドコロやヒトリシズカ、ハルトラノオなどが満開。山芍薬もあちこちにあるが
残念ながらまだ固い蕾で、咲きだすのはの一週間程先になりそうだ。
日陰の谷には、まだ雪が残っているとあって今年は遅めなのかも。
14時半に駐車場まで帰り着いたら、車が5台になっていた。
地元は一台で後は岡山や山口の県外ナンバー 。
新居浜や伊予三島の市内からわずかの距離に自然豊かな山を楽しめれる
とは羨ましい限り、今までは法皇トンネルを越えて銅山川側から法皇山系
や赤石山系に登っていたが、これからは瀬戸内海側からもチャレンジしなくては。
土居から見た右、赤星山と左、豊受山。
GPSトラック図
カタクリ
イチリンソウ
ヒトリシズカ
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