八ヶ岳 [2015年の山]
八ヶ岳
赤岳~硫黄岳
2015年9月15日
八ヶ岳連峰 最高峰 「赤岳2899m」
中央道を諏訪南ICで 下り、美濃戸口から登山口のある美濃戸へ。
美濃戸へは地道のため、車高の低い乗用車では 、底があたるとの情報も
あるが、着いた駐車場には、ポルシェのスポーツカーが停まっていたので
少しは底をするぐらいで、ほとんどの車は乗り入れ可能では。
美濃戸登山口からは柳川南沢ルートで、まず行者小屋へ向かう。
沢沿いに白樺の小道が続く。
行者小屋で休憩。後方の尾根にそそり立つ岩峰は大同心か?
徳島を昨夜出て1時間半ほど車内で仮眠しただけなので無理を
せず小屋からは一番楽と思われる地蔵尾根ルートで稜線へ。
地蔵の頭には写真でお馴染みの地蔵さんが鎮座。
赤岳展望荘 で昼食と宿泊の手続きをし、空荷で赤岳へ。
赤岳山頂 2899m
北方向は明日向かう、横岳や硫黄岳
中岳、阿弥陀岳へは 同行のM氏がチャレンジ。
翌朝の赤岳
天気が心配だったが、曇り空ながら、雨は当分大丈夫の様子。
雲海の上に富士山も頭を出している。
赤岳の後方には北岳など南アルプスの髙峰、そして西は
穂高、乗鞍、御嶽の高峰は頭を出し、東も霞みながらも
金峰山や甲武信ヶ岳らしき山々が。雲海が無ければ360度の
パノラマ なのだろうが、贅沢は言えない、雨にならないだけマシ。
地蔵の頭からの岩だらけの横岳への稜線に向かう。
来た道を振り返れば赤岳、中岳、阿弥陀岳のトリオ
その後ろは権現岳か?さらに後方には駒ケ岳や北岳らしきシルエット。
ハシゴや鎖のかかる石尊峰や三又峰などの小ピークを次々と越して
横岳 2829mに
横岳から夏だったらコマクサが咲き誇っていたお花畑の尾根を大タルミに下り
硫黄岳山荘からはなだらかな砂礫の道
ジョウゴ沢火口の縁を次々と積まれたケルンに沿って上がって行くと
巨大な爆裂火口の縁に着く、硫黄岳は巨大なカルデラの一ピーク。
晴れていれば大展望が望めるそうだが湧き上がるガスで何も見えない。
「赤岩の頭 」手前から南沢に下る、樹林帯の中を細かく蛇行しながら
ジョウゴ沢まで下ると赤岳鉱泉は、もうすぐ。
真冬になると氷壁のクライミングが名物の赤岳鉱泉
真近に横岳西壁の大同心や小同心が迫り、ロケーションが良い。
北沢に掛かる小橋を何度か渡り返して行くと、林道になる。
ここからの林道歩きが結構長く、うんざりしながら歩き
美濃戸の登山口に帰り着く。
月山 [2015年の山]
月山
1984m
2015年9月4日
月山には羽黒山神社の門前に連なる宿坊の内で一般客も受け入れている
秋の峰入り修行の前とあって宿泊は私達だけで.
お願いしたら6時からのお勤め、お祓いをしていただいた。
明日からは峰入り修行に講中の団体が大勢泊まるとあって
とてもこんな融通はしてもらえない。
空模様は曇り、天気を期待だが。坊主さんから、月山は山頂が
ガスっていることが多いので別名ガスサンと言われている位、晴れているのが
にふさわしい疑死再生の山を感じられるとアドバイス頂いたが。
そのとうりで 登山口に向かう月山スカイラインは上がって
行くほどにガスが出て来だす。
羽黒山宿坊から約1時間、8合目レストハウス駐車場に。レストハウスの営業は
朝8時からのようで出発準備をしていたら、ちょうどオープン。
行動食代わりになるお菓子を購入して弥陀ヶ原の遊歩道へ。
弥陀ヶ原は湿原の中に池塘が広がり花のシーズンには各種の高山植物が
花を咲かせていたのだろうが、花も終わりガスの中ではただの草っ原にしか
見えない。周遊遊歩道を左周りで進み、登山道との分岐に。
感心するのは、さすがに信仰の山。道はずっと石が敷き積まれ
臼石状のコンクリート踏石も あちこちに敷かれ、良く整備されている。
9合目の佛生池のほとりには佛生池小屋が営業している。
佛生池を過ぎ、オモワシ山の腹を巻いて 行くと「行者返し」の標柱。
円の行者が、あまりの険しさに引き返した謂れがある大峰の行者還岳の月山版か?
険しい登りの連続かと覚悟したが、ほんの数分で越せる坂だった。
木道の上では行者ヶ原から吹き上げる雨混じりの強風でよろけることも。
木道が切れ、数メートル先しか見えないガスの中を上がっていくと
かすかに発電の運転音らしき音が雨音に混じって聞こえだし,やがて
まるで砦のような石積がぼんやりと見えだし、月山神社社務所に到着。
立山山頂社と同じく、入り口でお祓いをしてもらわないと、中には入れない。
お祓いをしてもらい月山登頂証明書とお守りを頂き、山頂社にお参り。
ちなみに神社境内は撮影禁止。
山頂社をお参りし、倉庫兼用の神社の休憩所で一休みした後再び雨の中を下山。
佛生池小屋では、ちょっと早いがお昼にして、山菜ラーメン、900円也
降り続く雨で登山道は流れ落ちる水で沢状態。靴の中もだんだんと、濡れてきだした。
それでも、悪天候の中、まだ登ってくる登山者や金剛杖をもった参拝者もちらほらと。
帰りの弥陀ヶ原遊歩道は御田ヶ原参篭所の「月山中の宮」を通り。
8合目登山口に帰り着く。
次は羽黒山へ。随神門から2446段の石段を国宝の五重塔などを
見ながら上がって行くべきだが時間が無いのと、長い石段を嫌い
羽黒山有料道路で直接山頂の羽黒山神社に向かう。
萱葺き木造建築物としては最大の三神合祭殿は屋根の萱の葺き替え中だった。