早池峰山 [2020年の山行]
早池峰山
1917m
早池峰とかいて「はやちね」で山名は早池峰山
そして東北は概して山を「やま」でなく「さん」と
読むのが多いようで、この山も「はやちねさん」が
呼名らしい。
キャンプ場や駐車場のある河原坊から林道を歩き小田越えに
登山口の案内図
古は宿坊が並ぶ早池峰神社からだっただろうが
コースタイムを見ると、とても日帰りできない時間
その頃は山頂で宿泊していたのでは。
今は南面の、ここ小田越えからが殆どだろう。
樹林帯を抜けると普通は灌木帯だが、ここはすぐに岩の峰になる
蛇紋岩の岩場が連続
あちこちにハヤチネウスユキソウが枯れずに残っている
梯子がつけられた天狗の滑り岩と名がつく一枚岩
ここを抜ければ、山頂の稜線にあがる。
上がり一辺倒だったが稜線からは緩やかな登り
山頂
白い棒が立っている所が山頂三角点1913.6m
お社の後ろ三角錐の岩の先が最高点の1917mでは。
もと来たコースで下山
古い案内本では河原坊-山頂―小田越え-河原坊の周回コース
がよく載っているが、下山後、早池峰ダム湖畔の道の駅に
河原坊コースの崩落状況写真があったが、大規模の山腹崩壊で
とても歩ける状態でない。
河原坊駐車場への帰り道からの早池峰山
蛇紋岩の山のため特有の高山植物が咲くので
登るのなら秋山より断然、初夏が良さそうな山だ。
栗駒山 [2020年の山行]
栗駒山
日本二百名山ながら神の絨毯とも言われる紅葉で
シーズンにもなると百名山など顔負けの数でハイカーが
紅葉狩りに訪れる。
東北道一関ICからイワカガミ平へ向かう
7時前だが広い駐車場は概に8割ほど埋まり
次々に車が上がってくる。
中央コースで山頂に向かう
ナナカマドなどが混じった灌木帯の中
石畳の整備された登山道が続く。
灌木帯を抜け栗駒山が姿を現す。
山頂に着く。
須川コースなど、あちこちのルートからハイカーが上がってくる。
380度の展望で今回、登った岩手山や早池峰山が望まれ
富士山のごとき鳥海山も大きく見えている。
正面、雲の上に岩手山が頭をだしている。
帰りは東栗駒コースで下山
裏掛けコースとの分岐点
東栗駒山に向け、紅葉の絨毯が広がる
来週の10月第2週が見頃になりそうだ。
東栗駒山は山とはいえない尾根上の小さなピーク。
途中の沢はすぐに渡渉点がなく、石伝いに何十mも下ってから
対岸の登山道に乗る。
雨で流された火山灰の道はあちこちで深くえぐられ
ぬかるみや水溜まりの連続で雨の日など歩けたものでなさそう
晴れててもスパッツをつけないとズボンの裾の汚れは必定。
レストハウス脇に下山
駐車場にはまだ車が続々とあがってくる。
平日にこの賑わいなので紅葉盛期の土日に
路側にも車が停めれず渋滞になると宿泊先で聞いた
話もうなずけれる。
岩手山 [2020年の山行]
岩手山
標高2038m
コロナウイルスの為、四国島外の山には自粛
していたが第2波が納まりかけ国としては経済を
回すため感染予防を前提にGOTOトラベルを
言い出したので恩恵に少し預かろうと
2年前は台風で、昨年はフェリーの機関故障で断念
してきた東北に3度目のアタック
今回はフェリーに懲りて、飛行機とレンタカーで。
まずは東北の名峰、岩手山へ
焼け走り登山口
平日(9月28日月曜日)とはいえ東北を代表する
百名山、何ヶ所も登山コースもあるが、よく利用されて
焼け走りコースなのに停まっている車はたった2台
天気も昼からは晴れの予報なのに意外。
駐車場直ぐの入り口は溶岩台地の散策コース
登山口はその先10mほどの処だった。
しばらくは溶岩台地に沿うなだらかな樹林帯を歩く
曇りのち晴れの予報だったが雨が降ってきだし
雨具を着用
第2噴出口跡
噴火孔を想像していたがそれらしきは見当たらず。
ガスはかかっているが雨雲は過ぎ、雨具から開放
樹林帯の切れ目から、ようやく展望が現れた
火山灰交じりの火山礫の斜面をあがっていく
コマクサの群生地が続く
五合目ツルハシの分れ
上坊神社コースとの分岐
人の声がしていると思ったら地元の若者3人組が上がって
来た。最短コースの上坊神社から登ってきたそうだ。
屏風尾根の平笠不動岩が見えてきた
避難小屋まであと少し
避難小屋からの岩手山
ここで今日、4人目の登山者にあうがトレラン
小屋からは、ほぼ直に外輪山へのキツイ登り
御鉢に上がってきた外輪山の薬師岳まで噴火口に
沿っていく
2038m薬師岳
残念ながらガスの中で展望は全く無し
平笠不動避難小屋で昼食休憩
昼になって天気は快晴に
日が陰りだした午後4時半過ぎに下山
7時過ぎに登りだしたので所要9時間半ほど
コロナウイルスと夏の酷暑で鈍っていた身には
キツイ登山だった。