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東赤石山~二ツ岳縦走 [2012年の山]

東赤石山~二ツ岳 縦走

二日目

 

6時に赤石山荘を出て巻き道で権現越に向かう。

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高知の奥白髪山によく似た風景の白骨林や岩場を過ぎれば。

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権現越の笹原に出てきた、小高く突き出た岩が権現岩

法皇権現を祭るご神体でエクロジャイトが地表に出てきた

岩として地質学的に有名な場所だ。その先は大規模な

崩落地で登山道も不明、ザレ場を這い上がって尾根道に復帰

 

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権現山に着く 四等三角点 点名 権現 1594m

振り返ると赤石山系や、霞んではっきりしないが、しまなみ街道

に連なる島々や中国地方がぼんやりながら眺められる。

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権現山を過ぎると日本石の岩峰が現われる、稜線からは15分ほどで

往復できそうだが余力を残したいので皆さんパス。

 

 

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だんだんと笹の丈が出てきだし胸高や所によっては背丈を越す

スズ竹の海を掻き分けて行く。

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次のピークであるピラミダルな姿をした黒岳が現われる。

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黒岳の三角点は 三等三角点 点名 保土野越 1635m

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次の難関、エビラ山の大きな岩峰が現われ、その後ろには

鋸歯状に峰が連なる二ツ岳もみえる、まだまだ先は長そうだ。

 

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エビラ山の標高点1677は稜線の南にあるようだがこれもパス。

稜線上に次々と大岩を右に左へとやり過ごしていけば二ツ岳の

西峰であるイワカガミ岳が間近になる。

エビラ山~二ツ岳は難コースというだけあってなかなか手強いです。

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イワカガミ岳を過ぎれば最後のピーク、二ツ岳が。

ここから見ればなんでもない稜線歩きだと思われたが

道迷いや事故が多いだけあって、すんなりとはいかない。

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二ツ岳まで来ると後は下るだけ、登りがないので、やれやれです。

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鯛の頭が見えると峨蔵越はまじか、先月歩いた赤星山から

峨蔵越への稜線も確認できる。

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峨蔵越から登山口までうんざりする単調な1時間ほどの

峠道歩きで、ようやくゴールの二ツ岳登山口に辿りつく。

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これで、法皇山系の翠波峰から赤石山系の西赤石山

までの稜線がようやく繋がる。

 

 

 

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東赤石山から二ツ岳縦走 [2012年の山]

東赤石山~二ツ岳縦走 

1日目

2012年5月12日

四国一ともいわれるアドベンチャーコース、権現山から二ツ岳の縦走に例会

で行く、1日目は東赤石山に登り赤石山荘に泊まり2日目に縦走路を歩く。

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肉淵林道の二ツ岳登山口に車を一台デポしに行く。

登山口の鉄階段前で車を方向転換していたら見覚えのある

方が目の前に、なんと里山倶楽部のkyoさん御夫妻だった。

後でHPを覗いたら瀬戸内側の中ノ川登山口からの予定が

通行止めでこちらに回ってきたらしい。

 

瀬場の登山口はすでに車が一杯、筏津山荘の最上部の駐車場に

車をおき筏津登山口から登ることにする。

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瀬場谷分岐からは赤石山荘に直登する左股コースへ

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高度を上げるにつれ、ぼちぼちとアケボノツツジが見え出し

前赤石や八巻山の稜線が現われたが白っぽい、霧氷だった。

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山荘前では多くの登山客が休憩中。一休みしている間にも一般

登山者や神戸、大阪や岡山からのツァー登山者が次々とやってくる。

小屋にザックを預け東赤石山に向かう。

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まず山荘の真上にある八巻山の岩稜へと直登

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日陰では朝のうちにできた霧氷がまだ融けずに残っていた

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八巻山山頂

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山頂からは明日、縦走する二ツ岳へと連らる山々が遠望される。

ここから稜線伝いに東赤石山に向かう。

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山頂はツァー客などで大賑わい、座る場所もないので早々に退散

帰りは赤石越から下り巻き道で周回する、途中で真新しいデジカメ

を拾う、先月に西山で落とした代わりに八巻権現さんが賜ってくれた

のかと思いきや、なんと山荘泊まりの、しかも同室者の方のだった。

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 赤石山荘での今夜の泊まり客は50人と小家主さんいわく

近年まれな盛況だとか。

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夕食のレトルトカレーを食べたあと、残照に映える八巻山の岩稜を眺め

この小屋名物のロール布団に並んで7時頃から横になるが、普段から

宵っ張りなのに寝れる訳がない、しかも遅くに着いた隣室の団体が騒い

で煩い。何時もながら、山小屋泊りではなかなか寝れないの困りものだ。

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銅山越 [2012年の山]

銅山越

2012年5月6日

大永山トンネル南口~綱繰山~西山~銅山越~東平

 

綱繰山西斜面のアケボノツツジを遠望

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連休の最終日、半月前の下見で落としたカメラの探索を兼ねて

同好会の例会に参加してアケボノツツジを見に行く。

 

 大永山トンネル南口から笹ヶ峰への縦走路がある土山越へ。

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日浦から銅山越へはまさに表銀座コースだがこちらは

笹が繁る裏通りみたいなコースだ。

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半月前に来た時にカメラを落とした標高1400m付近に

たつ案内標識についたが、さすがにもう拾われたようだ。

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落としたカメラは青色のオリンパスμTOUGH-6000 

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綱繰山が見えてきた。

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アケボノツツジ越しに平家平のたおやかな稜線も

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登山道の途中に標識が立つだけの綱繰山のピークでは 

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アケボノツツジが見頃だった。

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次のピークの西山へは高度差100mほどの急坂を下り、登り返す。

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三等三角点 点名西山 1428.7m

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山頂からは、まだ花が咲いていないミツバツツジと思われる群落のトンネルを

抜けると赤石山系から鳳凰山系が一望のビューポイントに出る。

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銅山越から東平に向かう

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馬の背コースとの分岐は柳谷コースへ。

銅山峰ヒュッテでは満開のヒカゲツツジがお出迎え。

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柳谷川に沿って石畳の道を下って行き第三発電所の広場に

くれば東平はもうすぐ

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ゴールデンウィーク最終日とあって駐車場は、まだまだ多くの

観光客の車で満車状態だが第二次大戦での中国人捕虜や

松山刑務所の囚人達の強制労働等々だけでなくで多くの

鉱山従事者の人命がなくなった負の歴史を思えば・・・・だ。

 

 

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笹ヶ峰 [2012年の山]

笹ヶ峰

1859.5m

2012年5月1日

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旧寒風山トンネル南口の少し先にある林道を10分ほど走れば

笹ヶ峰南尾根からの登山口がある土砂捨て場に着く。

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笹ヶ峰と名が付けられただけの事はあって最初から背丈を越す

霧雨で濡れたスズ竹の中をかきわけて行く。

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 標高1400mほどからモミやブナの大木が現われだし、やがて

リョウブやヒメシャラ、そして次にはダケカンバと植生が変化して

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いくとともに笹の丈も腰高そして膝丈にと低くなってはくるが刈り払わ

れていないので歩き難い

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コメツツジが点在するだけの笹原になると吹き上げるガスの

彼方に山頂らしき姿がおぼろげながら現われだし、やがて

山頂にたつ案内板が見えてきた。

登山口から2時間20分で笹ヶ峰に着いたが山頂はすごい風だ。

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蔵王権現が祭られている石鉄神社お社の陰で風を避けて

昼食を済ました後、寒風山への稜線を偵察にいったが風が息を

するときには体が浮きそうになる、寒風山まで一時間半位かかる

笹ヶ峰との鞍部では風雨が収束してこれ以上の強さが予想される

予定は寒風山を経て桑瀬峠へ下り周回するつもりだったが

あきらめ引き返すことにした。

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雨で展望は楽しめなかったが霧の中にブナの大木が

立ち並ぶ幻想的な眺めも雨空ならではの光景だし

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灰色の背景で雨に濡れた柔らかなアケボノツツジのピンクの

花も、これはこれで趣があるものだ。

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帰路はぬかるみで滑らないようにゆっくり下ったりアケボノツツジを

間近に見るため寄り道したため2時間、天気がよければ1時間半

くらいで下山できるのでは。

 

 

 

 

 


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赤星山 [2012年の山]

赤星山

中尾登山口~赤星山~峨蔵越~肉淵登山口

2012年4月15日

 

同好会の例会山行で法皇山系にある赤星山の縦走に行く。

肉淵林道の二ツ岳登山口に車をデポして富郷町の中尾集落

から取り付く、集落際奥の回転場に駐車し、ワサビが植わって

いる民家の用水脇から登り始める。

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送電線鉄塔を過ぎると等高線に直交する標高差約400m

の登りが続く、標高点1365mを過ぎると石楠花の群生する

ヤセ尾根となり、やがて赤い星を刻んだ祠が現われる。

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ここから暫くするとこの山の名物であるカタクリの群生地になる。

カタクリはまだ葉が見えるだけで花茎などまるで出ていない。

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広いススキ原となった山頂からは瀬戸内海が一望

西には、まさに名前とおり鬼の角のように尖った二つの

ピークをもつ二ツ岳が望まれる。

二等三角点 赤星山 1453.2m

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元来た道を引き返し、標高1350mのコルから巻き道を

西に行き、二ツ岳への縦走路に乗る。

送電線を二度横ぎれば林道に出る、地形図には載って

いないが尾根に平行して林道が出来ている、しばらくは

この道を進み標高1080mのコル付近からまた縦走路

に復帰した。ここからは次々と現われる小ピークを登り

下りしながら高度を上げていかねばならない。

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4等三角点 丸山 1157.4mを過ぎると

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笹を掻き分けながらのヤブ道が続く

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ハネズル山の小箱越えへと向かう分岐につく。

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4等三角点 峨蔵山1307.3m

見通しの都合だろうか1310mピークより少し下った縦走路脇

にあり笹に埋もれて気がつかずに通りすぎてしまいそうだ。

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眼前の二ツ岳中腹には鯛の頭の鋭峰が聳え立っている。

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やがて見覚えのある峨蔵越えに降りてきた。

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峨蔵越えからは、山腹を巻きながらのうんざりする下りを

我慢してやっと車をデポしてある登山口に着く。

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中尾集落に車を取り帰ったら朝にはなかった駐車禁止の立て札

が立てられていた、カタクリのシーズンになると車を止められ迷惑

しているのだろう、すみませんでした、駐車は下の集会場にしましょう。

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綱繰山・西山 [2012年の山]

綱繰山・西山

2012年4月10日

赤石山系の西に位置する西山に下見山行で登る。 

三等三角点 点名 西山 1429mがあるためか西山は山名が

地形図に記載されているが、それよりも標高が高い西山の真南に

位置する綱繰山は1466mの標高点が記載されているだけだ。

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帰路は銅山越から西山と綱繰山との鞍部に合流する巻き道

を使って帰ったが綱繰山の南に位置する小ピーク付近で

カメラを紛失、ちなみに機種は青色のオリンパスのミュータフ

防水で少々の雨なら大丈夫なので来月の例会本番に回収

してもらえればラッキーなのだが。

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西三子山 [2012年の山]

西三子山

2012年3月26日

 

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西三子山に福寿草を見に行く、昨日は大川原高原が白くなっていたが

この時期なので大した事はないだろうと思っていたが夜半にまた雪が

降ったようで八重地からは杉林が雪帽子を被り路面には雪が融けずに

残っている。

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西三子山の鉄塔巡視路コースの入り口には平日にもかかわらず

車がずらりと並び、バスも停まっているし、これから登る準備をし

ている方々も見受けられる、これはうざいなとやり過ごし、高野

集落からとも思ったが時刻はもう10時半近いので最短で登れる

林道ルートにて登ることにする。 

 

ここから登る方達も最近は増えてきたのか、こちらにもすでに

先着の車が三台。登る準備をされているグループはKクラブの

方々のようだ。こちらも手早く用意をして雪が舞う中を出発。

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高丸山への縦走路との分岐になる後山峠に出てくる、出会った

団体さんはバスでやって来た美郷のハイキンググループで

総勢24名、ほとんどの方がこの山は初めてで福寿草を楽し

みに来たそうだが、まだ天気が悪いし雪も積っているので

残念ながら期待はできそうにない。

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88番鉄塔手前からは少し晴れ間が出て山頂の雲がなくなった

このまま陽が照ってくれたら福寿草の花びらがひろがるのだが。

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石灰岩の露頭が現われて山頂はもう直ぐ。

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車が多かったにも関わらず山頂には人影なし、寒風が吹きさらし寒くて

長居はできない、直ぐに尾根を西に福寿草の群生地に向かう。

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群生地に着いてみたが御目当ての福寿草は数えるほどで、昨年

より更に 減って、とても群生地とは言えない代物。福寿草自体は

見受けられるがまだまだ小さくどれも花芽がついていない。

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90番鉄塔の群生地もすでにほとんど消えてしまい、以前は

山頂手前の石灰岩の露頭周辺にも咲いていたらしいが今は

すっかり姿がない。盗掘、登山者の踏み荒らし、気象異常・・・

原因はいろいろ考えられるが、ここも同じ運命を辿りそうだ。

 

福寿草は期待はずれだったが林道の南斜面では三椏の花が咲き

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勝浦では寒桜や川津桜が満開とあって一足早い桜が愛でられた。

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剣山・次郎笈周回 [2012年の山]

剣山~次郎笈周回

2012年3月3日

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山の同好会の方から「明日、剣山に行きませんか」と急な

お誘いがあり、ご一緒させていただく。

もう雪山は終盤とあってか土曜だというのに先着はテントを張って

いる香川ナンバーの一台のみ今日は我々の貸切かと準備していると

四季美谷ツアーのO氏やA山の会のAさん達と見知った方々が来られる。

天気は生憎の曇りで周囲も全く見えず、まあ冷たい風が吹いていないだけ

ましだと霧氷が溶け出している中を山頂に向かう。

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刀掛の松を過ぎてから雲が薄くなり鉛色していた空に青みが

さしてきて、やがて青空が見え出した。

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雲が流れていく合間にも山頂稜線が見え出し

どうやら雲の上に出たようだ 

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山頂に向かう木道では今までの空とは打って変わって

コバルトブルーの視界が広がっていた。

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 山頂では北方面は雲海が広がり、丸笹山や塔ノ丸などの真近の

山々もすっぽりと雲の海に沈み込み、まったく見えない。

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一の森や次郎笈との鞍部では雲が瀧となって流れ落ちている。

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時間は10時半過ぎと思いのほか、早く着いたし、天気も良くなって

きたので、予定外だが次郎笈まで行くことになった。

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次郎笈峠

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次郎笈山頂

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北方面は雲海の中に僅かに天狗塚や三嶺が尖ったピークを

覗かせているのみだが 。

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その雲も稜線を越したら掻き消えて対照的な風景が広がっている。

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帰路は、もう日当たりのよい斜面は雪も少なくなっていそう

なので西斜面のトラバース道を行くことにしたが、尾根との

分岐についていた踏み跡は登山道の様子を探りに行った

だけのようで直ぐに無くなり、雪の斜面を横ぎる緊張する

歩きが続く

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次郎笈峠の大岩で休憩中に目の前で雪崩を目撃したり

トラバース道では雪崩跡があったりと、雪が多い時より

雪が緩むこれからが、むしろ危ないのかもしれない。

 

 

 

 


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塔ノ丸 [2012年の山]

塔ノ丸

2012年1月22日

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塔ノ丸へのお誘いがあり同行させていただく、週末の天気予報がよくなく

しかも前日まで雨のやまない空模様が続いた為、山行が決まらず

当日朝の天気次第だったが、まだあけ切らぬ空を見上げると雨は

止んでいる。このまま降らずに、もってくれと願いつつ438号線を剣山

に向かって車を走らす。

 

 

車を旧剣山スキー場に置き、第7ヘヤピンへと舗装路を下って行く。

第7ヘヤピンからは山腹を巻いている林道を進むと15分ほどで小島峠

からの尾根道に合流、気温が上がっているので雑木を飾っている樹氷

は融けだし、あちこちでバラバラと落ちだしている。

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壺足で登っていくが、だんだんと雪が深くなって体力を消耗していくので

ワカンを着け一番若いS君にはスノーシューで先頭にたってもらう

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稜線に上がったら昼前とあって、雪原には先行者の足跡がすでに何本もついて

いる、空はだんだんと晴れ出し悪天候を覚悟していただけに嬉しい誤算だ。

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山頂手前には先行する7人ほどのパーティーの姿が見えている。

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第7ヘアピンから2時間20分で山頂着、もう正午を過ぎているので

先着の方々はお昼の最中、なんと同行しているうちの1人が山行を共に

した事もある香川の山の会の方々だった。

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尾根の向こうには三嶺が山頂を白く輝かせている、その左側

には先週に行った東熊山が三嶺~剣山縦走路上のこぶのよう

に見え、白髪山がその頭を覗かしている。

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山の天気はすぐに変わるといわれているが、暫くすると風が出てきて

貞光川の谷筋からは黒い雲があがって、間近に見えていた矢筈山や

黒笠山が雲に隠れ出した、早々に下山にかかる。

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夫婦池に向かって帰られているパーティーのスノーシュー跡を踏んで

いくがワカンではちょっと力を入れて踏み込みと、たちまち落とし穴に

嵌ってしまう、笹原の上ではスノーシューに軍配が上がります。

途中より尾根を使われなくなったスキー場ゲレンデに向け下る。P1220037.JPG

雪だと下りは楽勝、登りの半分もかからず一時間少々で下ってきた。

 

 

 

 


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カヤハゲ(東熊山) [2012年の山]

カヤハゲ(東熊山)

1720m

2012年1月15日

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カシミール3DによるGPSトラック図

カヤハゲ.gif

 

kamokamo探検隊のM氏から三嶺のお誘いを受ける。

徳島を4時半に出て195号線で香美市物部に入り大栃から

韮生川沿いに西熊林道を北上、光石登山口の駐車場には

6台の車と登山準備中のグループを見かける。

光石登山口から、さらに車を進めてゲート前の広場に車を

置き、そこから林道を歩いていく。

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途中の素掘りのトンネルは崩落の恐れがあるためゲートと迂回路がある。

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そのまま進めば終点から韮生越え登山口に至るようだが

途中のさおりが原への案内標識で山腹を下る。

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さおりが原の休憩所で一休み、かっての「さおりが原」の写真が

休憩所に張ってあったが、確かに以前は素晴らしい景観だったようだが

今は鹿の食害などで、ただの原っぱ状態、そういえば「さおりが原」の

命名元になったと云う引退した女優さんも、もうだいぶの年になるので

寄る年波には、やはり勝てないのか?

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さおりが原からは三嶺に向かった先行者1~2名の新しい足跡が出てきた。

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尾根筋になり、2ヶ月前に登った綱付森が姿を見せてきた

その右後方にはアリラン峠を隔てて土佐矢筈山や梶ヶ森が。

曇り空だが空気が澄んでいるので遠望が効く、遥かかなたには

石鎚山系らしき白く輝く山頂まで見えている。

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やがて地蔵の頭や西熊山に続きカヤハゲ~三嶺への縦走路も見えてきた。

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昼前に東熊山(カヤハゲ)に着く、休憩しているとペアの組が

三嶺に向かって下って行った。私の足では、これから雪が深く

なる事もあり三嶺まで1時間半以上は掛かるだろう、帰りの時間

を考えると時間的に(もちろん体力もだが)難しい、馬力のある若い

M氏には申し訳ないが、引き返してもらう事にする。

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4日に見た北面の次郎笈は真っ白だったが、その後に雪が

降らなかったのか山頂部だけが白くなっている、徳島側の

山々の展望を楽しみながら昼食をとり下山。

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さおりが原からは堂床へのコースで下る

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光石の駐車場の車は減っていない三嶺へは多分2組だろうから

後は天狗塚かお亀ではなかろうか、全て高知ナンバー、三嶺は

徳島側より高知側からが登るほうが道中で素晴らしい展望が得ら

れるが、いかんせん県外からはアプローチに時間がかかるのが難だ。

 

 

 

 


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那岐山 [2012年の山]

那岐山

1255m

1月8日

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 4日に剣山に行ったものの悪天候で雪景色を楽しめず

不完全燃焼気味だ、この連休は天気が良さそうだし正月寒波

でまとまった雪が降ったので雪山を堪能できそう

滋賀の武奈ヶ岳、兵庫の氷ノ山とか何処にしようか迷ったが

手軽に登れる岡山の那岐山に足を向けた。

津山ICで降り国道53号線を東に進むと奈義町高円に

那岐山への案内板が出ている。

山の家から直ぐの林道入り口にはもう何台も駐車している

第三駐車場まで上がれそうだが無難に第一駐車場に車を入れる。

駐車場から10分ほど林道を歩き、蛇淵の滝入り口に立つ鳥居から

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少し先の林道脇に登山口があり、雪原となっている

伐採地跡を歩く登山道が始まる。

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B・Cコース分岐からは当然、最短距離で楽なCコースで山頂に

向かう。人気の山だけあって登山者が多い。

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途中、短パン姿の裸でこの山を登っている「奈義の鉄人」さんが

追い抜いていく、さすがに冬なのでズボンを履かれている。

 

大神岩を過ぎてからは雑木林の中

気温が高く樹氷が消えているのが残念

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 まだ稜線まで出ていないのに、「奈義の鉄人」さんがもう降りて

来ている、この山を2時間くらいで往復するようです。

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笹藪になっている三角点峰への尾根は雪ですっかり隠され

わずかに雑木が梢をだしている広々とした雪原になっている。

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三等三角点 点名 名義山 1240.3mは雪の下で不明

 

稜線にあがれば期待の雪の世界が待っていた。

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避難小屋のある鞍部から最後の登り、振り返れば三角点峰から

さらに滝山へと縦走路が伸びているのが眺められる。その先には

大山も見えるはずだが霞んで見えていない。

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連休なので土曜日にもだいぶ登山者がいたと思う、お陰で

トレース跡はよく踏まれ凍ってもいないのでアイゼンの必要は

なく無雪期とあまり変わらない時間で山頂まで辿り着く。

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少し雲があり期待した後山や氷ノ山は見えないが黒岩高原越しの

北方向には日本海、反対方向には麓の日本原や彼方には四国の山々

までもが雲の合間から見えている。山頂での気温は5度と暖かく

風もないので次々と上がってくる人達も避難小屋を使わず山頂で

素晴らしい展望を満喫している。

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山頂からBコースの尾根道を眺めたが踏み跡がない、帰りは元きた道を

ピストンだなと、お昼飯にしていると2組のパーティーが上がって来られた。

4時間かけてラッセルしてきたとの事、危ない箇所も無いというので有り難く

ラッセル跡を使ってBコースで下ることにしたが、やはり踏み固められた往路

と違いこちらは靴のままでは膝まで埋まる、踏み抜くと腰まで埋まる事が再々

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Aコースとの分岐からの尾根の下りはさすがに壺足をあきらめ

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ワカンを装着。キツイ下りは尻セードも使い登りとあまり変わらない

2時間小々かかり登山口に下り着いた。

 

折角岡山まで来たので帰りに湯郷温泉に寄る、夕食は昨年のB-1

グランプリ2位になった津山の「ホルモンうどん」にしたかったが残念

ながら次の機会だ。so-netのブログは表示が遅いので、少しでも

早く表示するよう画像を小さくしていますが、今回は大きめにしています

のでクリックにて拡大して見ていただければと思います。

 

 

 


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剣山 [2012年の山]

剣山

1月4日

 

新春初雪山は愛媛の笹ヶ峰を予定していたが年末の

天気予報で4日には、お天気マークがついていたのが

前日になったら雪ダルマに変わってしまった、剣山に予定変更。

 

見ノ越の駐車場に先着の車は1台だけ、雪は舞っているが

時折、雲の合間にうっすらと青い空も覗いたりしている、この

位なら大丈夫だろうと出発する、登山口に掛かっていた温度計

はマイナス5度強い寒気が南下しているようだ。

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西島駅までは風の陰になっていたのか雪も風もそれほどでなかったが

尾根になってからは地吹雪状態、ザックに下げている温度計はマイナス

10度になっている、風が強いので体感温度はもっと低いだろう。

P1040162.JPG

 

「刀掛の松」まではと進んでいったが膝までの雪に、背後の同行者から

カエルコールが聞こえてくる、「刀掛の松」を目前にUターン。往路の西島駅で

休憩中に登ってきた単独男性と単独女性とも行き会わない、あの人達も

早々に戻ったのだろう。

 

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雪はだいぶ降っているようで先ほど登ってきた踏み跡が

もう隠されている。

 

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皆さん「寒い寒い」と口々に言いながら剣山神社に降り帰る。

駐車場の愛車も雪を被って寒そうに停まっていた。

 

 


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雲辺寺山 [2012年の山]

雲辺寺山

2012年1月2日

 

初詣を兼ねて四国八十八所で一番高所に位置する

札所となる雲辺寺がある雲辺寺山(927m)に行く。

 

徳島道から川之江JCTで高松道に回り大野原ICで降り

雲辺寺への道路標識を追って南下していくとロープーウェイ

山麓駅に至る、9時を過ぎ新年2日目なので駐車場に入る車

で渋滞しているかと思ったが下の駐車場には車は一台も無く

警備の人も手持ちぶたさにしている。 さらに進み粟井ダム公園

の駐車場に車を置き、四国の道から雲辺寺へ向かう。

P1020157.JPG

 

四国の道なので丸太で土留され階段状に整備された広い

遊歩道が続く、要所には案内板や指導標が設けられている。

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 元は雲辺寺から大興寺への遍路道なので道端には丁石

代わりらしき地蔵さんや小松尾山大興寺への道案内をする

小松尾道と彫られた石柱などが雪の中に立っている。

道中の雪面には踏み跡が無かったので歩いて、お寺に上がる年始客は

いないのか?と思っていたら途中で山麓駅から登ってくる道と出会う

近道になるので徒歩の人はこちらを利用しているようだ。

P1020127.JPG

 

アンテナ塔を過ぎると五百羅漢像の立ち並ぶ境内道になり

まずは毘沙門天像が建つ一番高い山頂公園に向かう。

 P1020131.JPG

 

像のある展望台に上がると観音寺市や三豊市が眼下に広がり

瀬戸大橋や荘内半島の向こうには岡山地方も見えている、剣山や

徳島市街も見えるらしいが東や南方面は雲に覆われ確認できず。P1020135.JPG

 

山頂公園から雲辺寺にお参り、もう直ぐ昼だが思いのほか

年始客は少なめ、3日にもち投げとかのイベントがあるようで

今日は元旦との合間になっているからだろう。

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境内の休憩所でお昼を済まし、さあ帰ろうかとの段になって

三角点に行っていないのに気づいたが、この山は多くの小ピーク

が連なってあり、一番高い真ん中のピークである山頂公園927m

には三角点は無く前後の峰に三角点がある、電波塔が建つピーク

にある三角点に寄ったが、こちらが正解だったようで帰ってから調べると

二等三角点 点名 雲辺寺山 910.7m

行かなかった方は 四等三角点 点名 蛇の谷 916.2m

P1020148.JPG

 

帰りはロープーウェイ山麓駅に至るコースを下ってみた。

P1020151.JPG

頭上まじかにゴンドラが行き過ぎたり中継支柱のそばを通る。

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2時間位で山麓駅まで降りてこれたが、ここから粟井ダムまで

てくてくと30分の舗装路歩きをして標高1000mもない山だが

新春早々にいい運動になった。

 


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