有馬三山から六甲山頂 [2020年の山行]
有馬三山~六甲山
有馬三山から六甲最高峰を経て魚屋道で有馬に周回
六甲山ロープウェー下の駐車場から出発
ホテルの脇から山道に入る。やがてコースは
尾根道と谷道に分れる
尾根道が難路と注意の札がかかっていたので
面白そうと尾根道を選んだが、地形図では判別
できない痩せ尾根があり、確かに難路
まず落葉山へ向かう。
落葉山から引き返し二座目の灰形山
ここから80mほど下り、250mほど登りかえして
有馬三山で一番高い標高800mの湯槽谷山へ
紅葉谷との分岐
極楽茶屋跡にあがってきて六甲縦走路に出てくる
眺めがいいのでここでお昼の休憩に
さすがに六甲山、縦走路をひっきりなしに
ハイカーが行きかう
ドライブウェーを何度も横切りながら六甲縦走路で
最高峰931mに。
山頂からは北に尾根を下り、やがて魚屋道に合流
台風の被害で何ヶ所か崩落個所があり尾根道への
迂回路が設けられている。
途中から有馬温泉への近道、稲荷神社への道で下る
ロープウェー駅下の駐車場に戻って来た
今日の所要時間は約7時間
有馬三山、標高は低いものの等高線を直に下っては
上がりの繰り返しなので、なかなか手強かった。
三本杭 [2020年の山行]
三本杭 1226m
四国百山・四国百名山の残りを消化に愛媛南予の三本杭へ
四国百名山には挙げられているが四国百山では同じ
鬼ヶ城山系の高月山と鬼ヶ城山になっている。
コースは
万年橋から床滑渓谷に沿って上がり、桧尾根で帰る周回
※軌跡は熊のコルへのカーブをそのまま薄い踏み跡で
八面山からの稜線に上がっています。
万年橋たもとの登山口から常滑渓谷を上流につめて行く。
夏になるとウォータースライダーしている映像で有名な
雪輪の滝
万年橋付近ではちょうど見頃の紅葉も渓谷ではまだの様子。
渓谷にそそぐ沢を横切ったり
渓谷のナメを対岸に渡るポイントが何ヶ所がある
なにせ、ナメ岩だからロープがなければ滑りやすい。
奥千畳の二股から二の俣沿いに高度をあげて行くとやがて
八面山からの稜線が見えてくる。
広いブナの尾根道から三本のタルミという横の森との鞍部に
くると熊笹の原になり鹿避けゲートを三ヶ所通り抜けると
三本杭の山頂。
周りに高い山がないので展望は抜群、西に宇和海が望めかすかに
九州も、北東方向に石鎚山も見えるそうだが山また山でどこやら?
下山は桧尾根で
馬酔木のトンネルに続き、石楠花の群落が、それを過ぎると
葉をすっかり落とした広いブナ林の尾根。
尾根の途中の御祝山998m
ここからは快適な尾根道から一転して細い急な下り
急な上に落ち葉が積もっているので足を滑らさないよう注意。
林道と交差点まで来ると車の音が聞こえてきだし半時間もせず
元の万年橋たもとに降りてくる。
松野町の森の国ぽっぽ温泉で汗を流して帰る。
シニア料金で420円、無料の足湯利用の方も大勢
宇和島まで自動車道が通り、便利になったと云え
徳島から320km、4時間かかるので標準コースタイムの
6時間を頭において歩かねば日帰りにはキツイ山行になる。
早池峰山 [2020年の山行]
早池峰山
1917m
早池峰とかいて「はやちね」で山名は早池峰山
そして東北は概して山を「やま」でなく「さん」と
読むのが多いようで、この山も「はやちねさん」が
呼名らしい。
キャンプ場や駐車場のある河原坊から林道を歩き小田越えに
登山口の案内図
古は宿坊が並ぶ早池峰神社からだっただろうが
コースタイムを見ると、とても日帰りできない時間
その頃は山頂で宿泊していたのでは。
今は南面の、ここ小田越えからが殆どだろう。
樹林帯を抜けると普通は灌木帯だが、ここはすぐに岩の峰になる
蛇紋岩の岩場が連続
あちこちにハヤチネウスユキソウが枯れずに残っている
梯子がつけられた天狗の滑り岩と名がつく一枚岩
ここを抜ければ、山頂の稜線にあがる。
上がり一辺倒だったが稜線からは緩やかな登り
山頂
白い棒が立っている所が山頂三角点1913.6m
お社の後ろ三角錐の岩の先が最高点の1917mでは。
もと来たコースで下山
古い案内本では河原坊-山頂―小田越え-河原坊の周回コース
がよく載っているが、下山後、早池峰ダム湖畔の道の駅に
河原坊コースの崩落状況写真があったが、大規模の山腹崩壊で
とても歩ける状態でない。
河原坊駐車場への帰り道からの早池峰山
蛇紋岩の山のため特有の高山植物が咲くので
登るのなら秋山より断然、初夏が良さそうな山だ。
栗駒山 [2020年の山行]
栗駒山
日本二百名山ながら神の絨毯とも言われる紅葉で
シーズンにもなると百名山など顔負けの数でハイカーが
紅葉狩りに訪れる。
東北道一関ICからイワカガミ平へ向かう
7時前だが広い駐車場は概に8割ほど埋まり
次々に車が上がってくる。
中央コースで山頂に向かう
ナナカマドなどが混じった灌木帯の中
石畳の整備された登山道が続く。
灌木帯を抜け栗駒山が姿を現す。
山頂に着く。
須川コースなど、あちこちのルートからハイカーが上がってくる。
380度の展望で今回、登った岩手山や早池峰山が望まれ
富士山のごとき鳥海山も大きく見えている。
正面、雲の上に岩手山が頭をだしている。
帰りは東栗駒コースで下山
裏掛けコースとの分岐点
東栗駒山に向け、紅葉の絨毯が広がる
来週の10月第2週が見頃になりそうだ。
東栗駒山は山とはいえない尾根上の小さなピーク。
途中の沢はすぐに渡渉点がなく、石伝いに何十mも下ってから
対岸の登山道に乗る。
雨で流された火山灰の道はあちこちで深くえぐられ
ぬかるみや水溜まりの連続で雨の日など歩けたものでなさそう
晴れててもスパッツをつけないとズボンの裾の汚れは必定。
レストハウス脇に下山
駐車場にはまだ車が続々とあがってくる。
平日にこの賑わいなので紅葉盛期の土日に
路側にも車が停めれず渋滞になると宿泊先で聞いた
話もうなずけれる。
岩手山 [2020年の山行]
岩手山
標高2038m
コロナウイルスの為、四国島外の山には自粛
していたが第2波が納まりかけ国としては経済を
回すため感染予防を前提にGOTOトラベルを
言い出したので恩恵に少し預かろうと
2年前は台風で、昨年はフェリーの機関故障で断念
してきた東北に3度目のアタック
今回はフェリーに懲りて、飛行機とレンタカーで。
まずは東北の名峰、岩手山へ
焼け走り登山口
平日(9月28日月曜日)とはいえ東北を代表する
百名山、何ヶ所も登山コースもあるが、よく利用されて
焼け走りコースなのに停まっている車はたった2台
天気も昼からは晴れの予報なのに意外。
駐車場直ぐの入り口は溶岩台地の散策コース
登山口はその先10mほどの処だった。
しばらくは溶岩台地に沿うなだらかな樹林帯を歩く
曇りのち晴れの予報だったが雨が降ってきだし
雨具を着用
第2噴出口跡
噴火孔を想像していたがそれらしきは見当たらず。
ガスはかかっているが雨雲は過ぎ、雨具から開放
樹林帯の切れ目から、ようやく展望が現れた
火山灰交じりの火山礫の斜面をあがっていく
コマクサの群生地が続く
五合目ツルハシの分れ
上坊神社コースとの分岐
人の声がしていると思ったら地元の若者3人組が上がって
来た。最短コースの上坊神社から登ってきたそうだ。
屏風尾根の平笠不動岩が見えてきた
避難小屋まであと少し
避難小屋からの岩手山
ここで今日、4人目の登山者にあうがトレラン
小屋からは、ほぼ直に外輪山へのキツイ登り
御鉢に上がってきた外輪山の薬師岳まで噴火口に
沿っていく
2038m薬師岳
残念ながらガスの中で展望は全く無し
平笠不動避難小屋で昼食休憩
昼になって天気は快晴に
日が陰りだした午後4時半過ぎに下山
7時過ぎに登りだしたので所要9時間半ほど
コロナウイルスと夏の酷暑で鈍っていた身には
キツイ登山だった。
中津明神山のオオヤマレンゲ [2020年の山行]
中津明神山 1540m
コロナウイルス感染の関係で登山の自粛も
引き続き云われているので今回も四国島内の山に。
梅雨の季節の花と云えばオオヤマレンゲ
四国百(名)山の消化とオオヤマレンゲノの鑑賞
を兼ねて98座目/125座の中津明神山へ。
登山口のアガワスカイパークは土曜だが
天気が悪いためか人影なし、登山者の車も見当たらず
山頂の国土交通省管理のレーダードーム
四国はここと徳島の高城山、高城山の方は未舗装の
スーパー林道とモノレールと行きつくのが大変だが
こちらは舗装路が直下までついているので保守の人は
楽々。
山頂のお社
地形図の山名表記は明神山(中津山)だがお社は
奈勝神社と彫られている、昔、地元では奈勝山?
天気が悪いので山頂からの展望効かず
オオヤマレンゲはちょうど見頃
猿越山への縦走路にササユリを探しに下って行ったが
道は県境尾根についた未舗装ながら広い林道、100m程
下ったところで雨も降ってきたので切り上げ。
帰りに2ケ所寄り道
中津渓谷
タイムスリップ?カルスト台地にナウマン象
切りの良い100座目の山は来月に愛媛鬼ヶ城山系の
2~3座を予定
横倉山 [2020年の山行]
横倉山
6月になってコロナウイルスへの非常事態宣言は
解除になった。しかし、県外をまたいで特に
本州方面への山は自粛ということで引き続き
四国島内の山で高知の横倉山へ行く。
800mに満たない低山ながら4億年前の石灰岩の
地質や牧野富太郎博士が研究した固有種の植物や
平家落人伝説もありと変化に富んだ山
第一駐車場に車を置き織田公園手前の登山口から登る
四国の道なので良く整備された登山道が続く
剣山神社の手前には鎖場が続くが
四国の道なので、ちゃんと迂回路がある。
横倉山三角点774.3m
三角点があるが最高点は更に進んだ馬鹿試しの岩峰
横倉宮
安徳天皇陵墓参考地
徳島県にも祖谷に逃れたのち病気で亡くなり火葬した
場所があるし、鳥取の扇ヶ山に行った時も安徳の里というのが
あってここに落ち延びてというし、九州の山に行った時も
安徳天皇の墓というのもあったが、真偽のほどはどこも??
平家の残党が落ち延びたのだけは確かでしょうが。この山の
麓には耳なし城了という安徳帝の亡霊に平家物語を語った
琵琶法師を祭る地蔵さんもあってで念がいっている。
(こちらはお経を耳に書き忘れたのではなく香油を
塗り忘れて亡霊に両耳を取られたと話も酷似)
畝傍山展望所
旧名は三嶽山と言ったらしく岩峰が連なる
展望所に行く最中に花の撮影が趣味の単独女性から
花の情報をお聞きしたので引き返し空池に向かう
空池から横倉宮に戻り北の遊歩道で引き返す
無人小屋を過ぎ杉原神社
境内には見上げるばかりの大杉が何本も林立
社は小さいながらも軒や周りに見事な彫刻が施されている
これは干支十二支の彫り物の一部
杉原神社参道の長い急な石段を下り第二駐車場に。
山アジサイやクサアジサイが咲きだした車道を歩き
織田公園を過ぎ第一駐車場に戻った。
ツチアケビの新芽らしい
サイハイラン
変わったエンレイソウかツクバネソウと思ったら牧野富太郎博士が
見つけたヨコクラツクバネという新種のようだ。
ササユリはまだ蕾
筒上山 [2020年の山行]
筒上山・岩黒山
アケボノツツジ・ヒカゲツツジ・シロヤシオ
県内の山や四国の低山、そして一度ブログにアップした山は
再掲しないようにしているが、コロナウイルスの為に移動の自粛が
求められている時節柄、橋を渡って本州の山々には行きずらい。
そのため行くのは県内の山ばかりでブログのネタがない。
3密を避ければいいだろうと過去にブログかHPに載せてはあるが
花の名山、愛媛・高知県境の筒上山へ。
今回はいつもの土小屋からでなく高知側の名野川
登山口からと目論見、寒風山トンネルを越え吉野川沿いに
石鎚公園線を走る。この大瀧の滝からは
直接、手箱山に向かう氷室コースもあるようだ。
名野川登山口に着いたが、駐車している車が無い
コロナウイルスで自粛の最中に誰もいない初めてのコースは
さすがに、万一何かあってはと、おとなしく土小屋に変更。
ガスがかかり天気が今一のこともあってか駐車場は
花の時期の割りには停まっている車は少な目。
尾根コースで岩黒山に向かう
早速盛りは過ぎ乍らもアケボノツツジがお出迎え。
岩黒山山頂、少しづつガスが切れだした。
丸滝小屋
崩れてロープを持たないと危ない個所も、歩くたびに
崩れて行くので、そのうちに迂回路が必要では。
ヒカゲツツジロードが続く、盛期を過ぎたためアケボノツツジの花が
散って少ないのが残念だが、アケボノとヒカゲの競演もあちこちに
手箱越えの覚心寺道場
ガスはすっかり消えて瓶ヶ森から笹ヶ森のパノラマが一望
鎖場
筒上山北峰、背後に石鎚山の鋭峰
筒上山からの尾根道はシロヤシオ
まだつぼみの木もありで、満開は五月の下旬では
丸滝小屋からは巻き道で土小屋に
こちらは三つ葉ツツジ、まだ蕾ばかりの木も多い
土小屋登山口
行も帰りもコロナウイルス対応でトイレ休憩以外は
どこにも寄らずで三密は十分に回避ながらも
早く県外への往来自粛解除が待たれる。
蓼科山 [2020年の山行]
八ヶ岳連峰
蓼科山
暖冬とあって諏訪からのビーナスラインも大門街道にも
道路上には除雪が行き届き全く雪なし
女神茶屋登山口の駐車場もコロナウイルスの影響か?
先着の車は十台ほどと週末の土曜で天気も絶好の割には寂しい
2114m三角点をこえ幸福平付近で展望がひらけ
八ヶ岳の峰々が一望
高度が上がるにつれ霧氷も見え始める
例年なら、まだ頭が真っ白の赤岳なども今年は
黒いところが多く見える
気になっていた天気は崩れず
空はピーカン、頭上には雲一つなし
山頂のお社
北岳や御嶽山、木曽駒など南アルプスや中央アルプス
そして穂高方面の山々と文字通り360度のパノラマ
すずらん峠からの蓼科山
翌日は霧ヶ峰に
車山山頂からの蓼科山
ガスがまわって昨日のような展望は望めなかったが
それでも蓼科山からは八ヶ岳に隠れて見えなかった
富士山が頭を出していた。
蓬莱山 [2020年の山行]
蓬莱山
先月、雪を求めて比良山系の堂満岳に行った際
蓬莱山の山頂も真っ白だった。天気予報で西高東低
天気になり西日本の平野部でも雪になるというので
あの蓬莱山なら大雪になると期待して出かけた。
しかしながら大雪警報が出ていたのに淡路を抜けても
気配なし、京都に入ると少し反対に晴れ間も
キタダカ道の登山口に着いたが九時を過ぎているのに
先着の車は一台も見えない。準備をしていると、ようやく
一台やってきた。
期待よりは少ないがそれでも先日に降ったばかりの
新雪に覆われている。
天狗杉
所々に倒木があるが迂回路が作られどこも簡単にクリア
ここがクロトノハゲ?分岐に地蔵さんが立っている
先にはロープウェー山頂駅が見える。
雪に埋もれ不明だが剣を持っているので多分の不動明王像が
あるところから上にあがるとすぐ先が琵琶湖テラス。
ロープウェー山頂駅の打見山はホワイトアウト
山頂駅ではもうほとんどがアジア系の観光客ばかり
周りは雪交じりのガスで何にも見えないのに
コロナウイルスも関係なしの御様子
比良山系 堂満岳 [2020年の山行]
堂満岳
1月になったのに今年はまるで雪が少ない
比良山系なら少しは雪山が味わえるだろうと
武奈ヶ岳に続く比良第2位の峰、堂満岳へ。
イン谷口のバス停から正面谷の谷コースで上がり
山頂からは南東尾根道を下って、ここに帰る周回コース
ダケ道の分岐がある大山口
堰堤が次々に出てくる地形図で数えても20以上の数になる
正面谷右岸を進む
落石などで危険個所になっている青ガレ
冬は雪崩があるので更に危険らしいが、雪は全く無し。
金糞峠
青ガレからはすぐそこのように思えたが結構時間が掛かった
積雪時にトレースが無ければ青ガレからここへのラッセルは
大変だろう。十字路になっておりそのまま西に下れば武奈ヶ岳
北に尾根を行けば釈迦岳、堂満岳は南の南比良峠方向に。
稜線にでたら雪がおおくなってきたが、それでも足くるぶし辺り
なので15cm程
峠からの尾根道
東側は切り立った断崖だが石楠花のトンネルがあるので少し安心
積雪が多い時は西側の植林帯を歩けばよさそうだ。
石楠花の茂る狭い山頂1057m
琵琶湖側に展望が開けている。 伊吹山が見えるはずですが、どこ?
蓬莱山のロープウェー山頂駅の打見山方面
右奥が蓬莱山、スキーのリフトが見えている、今年は暖冬で
スキー場に雪がないのがニュースになっているが、ここは
大丈夫なのでは。
帰路は尾根を下るが山頂直下の標高差100mほどは
大変な傾斜の下り
木の幹や露出している根っこをつかまりながらの下る。
ノタノホリ
例年の今頃なら氷が張っているのでは。
ノタノホリから直ぐで殆どが廃屋の別荘地にでる
近くの比良バレイがまだあった時にはスキーや避暑で
賑わっていたのだろうが?
比良駅との分岐
バス停はこの先の橋を渡ればすぐ其処