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登り納め [里山]

 

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最近は山に行っていないの?と聞かれたりメールを頂きますが

スミマセン

県内の山でしかも1000m程度までの低山ばかり花や紅葉の

頃でもないしで、わざわざアップするまでもないと横着しています。

しかし今月も何にも無しは寂しいので12月最終週に登った山をアップします。

 

12月29日

太龍寺いわや道

以前から気になっていたのが太龍寺の丁石と四国遍礼霊場記に記されている

鍾乳洞と思われる龍王の窟や不動窟と称する岩窟群だ。

今は鶴林寺からの遍路道は水井からになっているが弘法大師が泊まったというので

一宿寺との名がついたらしい寺からの尾根道に丁石があったので、それがかっての

遍路道ではと思い以前に探索に行き確認したが、次に疑問になったのが平等寺への道

だった、この度、それらの古道の一部が国指定文化財に指定されたのだが地元の

kamokamo探検隊隊長のM氏が下調べをしてくれたので一緒に様子を見に行った。

 

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加茂町の一宿寺から取り付く、竹林を抜けると所々に丁石か地蔵または観音像を祭って

いたと思われる石のおかまごがある、中身は寺同士の俗的な問題(ブログに載せれません

がこれが弘法太師に謂れがある寺の事かとちょっと酷い話です。)で他に移されているらしい。

 

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遍路古道「かも道」であったことを示す道標もある。

 

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途中に見晴らしのよい岩場がある「にじり石」と呼ばれているそうだ

写真の右隅にあるピークは「オオカゲ」

と云うらしい、今日は時間があればそこまで行き吉井町に下る予定

訂正

にじり石は岩場の先、遍路道の谷側にある三角形の岩で

一宿寺から大龍寺に向かってにじりながら登っているとの伝説が

ある岩でした。尚、写真の岩場の上がり口には弘法太師の

手の跡が残っているとの謂れがある岩がある。

 

 

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四国の道に合流し(以前はこの道に入らないよう倒木でふさがれていたが

取り払われていた)太龍寺に向かう。

お寺では迎春向けに門松が置かれていた、さすがに年末とあってお遍路

さんの姿も無い静かな境内を太龍寺山方向に進む。

 

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中山や北地への分岐より少し先の警告板がある山道に入る。平等寺に

向かう、お遍路さんが誤って入り何度か道迷いや遭難騒ぎがあった道だ。

 

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途中に地形図にも記載されている岩場から太龍寺が望まれ

梵鐘の音が聞こえてくる、その向こうに鶴林寺も見えている。

 

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道中には丁石が順番に並び炭焼き小屋跡の石組も何箇所かある。

 

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「ひだりいわやへんろみち」と刻まれた道標で通行止めのコーン

が置かれていた、直進すればかってあった「龍王の窟」への

「いわや道」、右にいけば平等寺への遍路古道「平等道」だろう。

 

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丁石は二十九番で不明となり、かっての石灰砕石場の真上に出てくる。

 

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今は残土捨て場になっている砕石場の大きな窪地に

龍王の窟や不動の窟の鍾乳洞があったと思われる。

四国遍礼霊場記の太龍寺編には

「前略・・・・・是より三十町ほど辰巳の方にあたり岩窟あり。なかばより両へ

相わかれ、一方は龍王の窟といふ。昔大竜神棲るところとて石面に

鱗形など暦然たり。奥に至り溜水澄じんなり。一方の窟は不動の窟

しいふ。此外霊窟ありときこゆ。・・・・・後略。」

とありM氏の調べでも年配の方は学校の遠足で訪れた

りしていたそうで、奥に澄み切った池を見たそうだ。残っていれば

観光名所になっていたかも知れず残念なことだ、

 

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一旦加茂谷川沿いの県道に下り「貝の河」集落に向かう

途中の腰宮神社、腰痛にご利益あるらしいのでお参りし

集落最奥から尾根に取り付く。

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オオカゲ(530.4m)のピーク

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山頂付近からの遠望

 

オオカゲの山頂真近まで来たが時間は午後4時頃、午前8時からの

歩きずめで登りでは足がなかなか上らない、このまま尾根伝いに駐車地点

まで山道を帰るにはリスクが大きいのでM氏には申し訳ないが断念。

M氏の友人にSOSの迎えを依頼し熊谷町大谷に向かって下山する。

SOSの車とドッキング時にはすでに陽が落ち歩数計の表示は35000歩を

オーバー、低山歩きが続き鈍った体には堪えた。

 

太龍寺ブログ用.gif

今回のトラック図、加茂川沿いに三十五丁の丁石を確認できたので

古には青破線に古道とその途中に霊窟の鍾乳洞があったと思われる。

平等道との分岐からは足元が悪く、そのまま進めば砕石場の断崖の上

に出るので危険です、バリケードからは進まないようにして下さい。 

 

大川山1042.9m

2012年12月26日

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今年一番の寒気が流れてきているので雪見物ができるだろうと阿讃県境の山

で1000mを越えている大川山に香川側から行く。

右だいせん道と彫られた石柱から取り付く、大川社の額があがっている鳥居を潜り

舗装路をしばらく歩くと道標があり山道に入る、再び舗装路に出た先に山門がある

随神門と言うらしい、仁王像でなくスキーをしている格好の神像を祭っている。

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何度か舗装路を串刺しにしながら参道が続く、だんだんと雪が多くなって

雪が枝に積った尾根道などは良い冬景色になっている。

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山頂の大川神社、三角点が境内の狛犬の付近にあるらしいが

食事休憩ですっかり体が冷えてしまい早々に退散。 

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香川側への展望あり、讃岐平野を一望

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