夜叉ヶ池山 [2019年の山]
夜叉ヶ池
今回の山行はピークを目指すのではなく
干ばつに苦しむ村を救うために龍神の住む池に身を投じた
夜叉姫伝説を元に泉鏡花が彼独特の耽美的な手法で描いた戯曲
「夜叉ヶ池」の舞台になった三国ヶ岳の山中にある夜叉が池
を訪れるのが主目的で、今までにも行く機会を伺っていたが
台風による落石で通行止めだったり、能郷白山とセットで
計画したもののトラブルで時間が無かったりとがで、今回
三度目の正直で訪れる事ができた。
アクセスは福井県側から。前回、能郷白山とセットした岐阜県側
からが所要時間が短いが、概に冬季通行止めになっている
この福井県側からも明日から通行止めになるため今年登れる
最後の日になっている。
登山口の入り口になる広野ダム湖畔、明日はここから通行止めになる。
背後は三周ヶ岳と思われる、山頂付近は積雪で白くなっている。
登山道入り口
広い駐車場とトイレがあり大きなカツラの木が立っている
山に向かって鳥居や灯篭がたっているので山がご神体?
鳥居をくぐって登山道が始まる
途中の夜叉滝
トチの大木
前を流れる岩谷川にちなむのだろう「岩谷のトチ」の名がついている
飛騨美濃紅葉三十三選に選ばれているだけあって紅葉は見事
だんだんと雪が目立ってくる
畔に着く
半月ほど早ければ紅葉が池面に映っていただろうが概に木々は
葉をすっかり落としていた
南に向かい三国ヶ岳への稜線を進み夜叉ヶ池山1212mを
目指すが山頂標識は見当たらず、また1212mピークから
地形図に載っている北に降りる道もそれらしきものはあるが
それも藪と雪ではっきりしなかった。
計画では池から北東に三周ヶ岳へを予定していたが
登山口への道は事前の役場への確認では通行できるはずだったが
来てみると、工事で通行止めになっており折衝で時間が浪費し
通れたものの登山口に着いたのが3時間遅れで時間無し
三国ヶ岳はまたしても宿題として残ってしまった。
恵那山 [2019年の山]
恵那山
2189.8m
中央道の園原ICで降り、すぐに左折
本谷川沿いに上流へ
通行止めゲートの隣に登山者用の駐車場道があり
そこから登山口まで半時間ほど林道歩き
広河原登山口
川(本谷川)を渡る
標高2071ポイントからの支尾根に上がるまでの
高度差100mほどは急な登り
尾根にあがってしまえば歩き易い道になる
ただし両側は背の高いササが茂り雑木で展望は良くない。
1/10毎に標式が立っているので山頂に辿る目安になる
ただ8/10の標識板だったと思うが外れて支柱だけだった。
最初は純木と思われるカラマツの林
上がるに連れてダケカンバやブナ、ナナカマドが出てくる
2071m標高点にあがるとなだらかな稜線歩き
山頂に着く、昼頃ながら誰もいない
標高2190mなので森林限界を越していそうなものだが
馬酔木などの雑木やシラビソ?のような針葉樹の高木があって
南アルプスらしきが樹上に見えるていどで
展望台に登っても見通しは良くない
山頂標識には恵那山の名と共に胞山の記載も
天照降誕の際に胞衣を山頂に埋めた伝説で胞衣山
そして胞山になった?
山頂の隅には恵那山神社の祠
それに続く稜線の先に避難小屋があるようだ
それに続いて2191mピーク、2182mピークと2170mほどのこぶ
とが1kmほど連らり本来は一番高い2191m標高点のピークが
山頂なのだろうが多分、展望も同じようにないだろうと1等三角点
にタッチして下山。
登り初めに3台ほど停まっていた車も
皆さん帰った後で残っているのは自車のみ
平日のせいか百名山ながらも人気は今一の模様
X
甲武信ケ岳 [2019年の山]
甲武信ケ岳
2475m
9月の末は一足早い東北の秋山へ行く計画だったが
なんと昨年に続いて予約してあった秋田行の
新日本海フェリーがまたしても台風17号で欠航に!
オーシャン東九フェリーで東京に行き北上して
安達太良や磐梯へとも考えたが、こちらも台風の
為に欠航になるかも知れないとの事で
安全牌で甲信越でまだ行っていない山へと。
甲武信ケ岳は
名前の通り甲斐・武蔵・信濃の三県堺とあって
どの県からも道はあるようだがアップダウンが無く
渓流沿いで歩いやすいという千曲川源流コースで。
車は清里高原から野辺山を経て川上村に入り
千曲川に沿って進むと終点が登山口の毛木平で
大きな駐車場がある。
毛木平登山口の駐車場
停まっていたのは4台、甲武信小屋泊りの方もいるのか?
きれいなトイレがあり幕営禁止の表示もなっかたので距離の
長い十文字峠コースならここで車中泊やテント泊で前泊して
早朝に出れば周回コースで日帰りが出来そう。
東屋にあったコース案内図
源流コースはなだらかな登り一辺倒
大山祇神社
源流に向かう渓谷は苔だらけ
一枚岩のナメ滝
案内板が処どころにあるが、なぜか距離表示が中途半端なのがある
千曲川・信濃川源流の碑
写真では判り難いが一筋の細い水流ではなく砂礫の中から
急に沢一面にどっと水が溢れ出して川になっている。
沢筋から稜線に上がると標柱が
西に稜線をたどって行けば国師が岳~大弛峠~朝日岳~金峰山
に至り廻目平に下れば、それこそ大周回になりそう。
甲武信ケ岳山頂
昼前の11時半についたが山頂には誰もおらず
お昼が済んで下る間際に木賊山の方から
戸渡尾根で上がってきた単独の方だけが山頂で
出会った登山者のみ。
何故かこの山では出会った方は二人組が一組だけ
で後はすべて単独、しかもいずれも男性で
女性にはお目にかからず。
左奥に見えるのが金峰山
写真の左には北岳などの南アルプスの山も山頂をのぞかせていた
富士山も南に見えるはずだが雲の中らしく確認出来なかった。
赤城山 [2019年の山]
樹林の中の大岩だらけの急な尾根道なので歩きづらい
コースタイムが1時間半になっているのに納得
途中に富士山が見えると云う展望ポイントがあったが
富士山はどこに?
アンテナが林立している山の左側に見えるそうなんですが
雲に隠れているのか確認できず。
稜線まで上がり切れば急登から解放され
なだらかな道で山頂までは、すぐの距離
朝方は雲一つない快晴だったが山頂まで上がってみれば
スジ雲や積層雲が現れ、遠くでは雷鳴も聞こえるので
手早くお昼をすまし、2分程先のビュウーポイントへ
皇海山や尾瀬の燧ケ岳・至仏山から谷川岳までの名だたる
山々が一望。正面には昨年登った武尊山も見られた。
同行している山の会のメンバーには岩に慣れていない中高年
が多いので岩場の下りは難儀だろうと、当初予定のピストン
から駒ケ岳を経て大洞に下る事に。
御黒檜大神の祠と鳥居
なだらかな稜線の先に駒ケ岳が頭を覗かしている。
大タルミから登り返し駒ケ岳を下ったところに
鳥居峠へと大洞との分岐があり、鉄の階段や木道が続き
湖畔道に降り立った。
木曽駒ケ岳 [2019年の山]
木曽駒ケ岳
菅の台 バスセンター
大型10連休明けとあってバスセンターの駐車場に
停まっている車はまばら
貸切状態のバスでしらび平駅に
しらび平駅から駒ケ岳ロープウェーで標高2650mの千畳敷駅に
千畳敷カールでは菅の台を始発バスに乗ってきたと
思われる集団が八丁の直登に挑戦中の姿が遠望される
こちらもまず駒ケ岳神社にお参りしてから
準備を整えて出発
2日程まえから降っていた新雪が緩み
あちこちから雪崩が起きている
八丁の直登に喘ぎながら乗越浄土に上がってきた
宝剣山荘
風を避け天狗荘の倉庫前で昼食休憩したのち
中岳へ、中岳山頂からは宝剣岳がいいアングルで臨める
一旦鞍部に下り最後の登りで木曽駒山頂に
残念ながら乗鞍も御嶽山も山頂は鉛色の雲に覆われ姿が見えず
赤坂山 [2019年の山]
赤坂山 824m
高島トレイルの主峰、赤坂山へ雪を期待して行く。
登山口のあるマキノ高原の駐車場
スキー場になっているはずだがゲレンデになっているはずの場所や
スロープには全く雪は無!登山する人も平日の月曜とあってか
他には2台しか見当たらない。準備をしていたらあと1台やってきたが
雪山で名の知れた山の割りにはちょっと寂しい人出。
スキー場の奥の登山口からは丸太で土止めされた階段が連続
コース案内図には良く整備された階段が続くとなっているが
雨で深く掘られて段差が大きくなっていたり丸太を止める
立杭だけが残っている場所があったりで、少し歩きづらい
ブナの木平の東屋
送電線の下を過ぎて、しばらく沢沿いを進むと
標高500m付近で堰堤と出会う。
620m標高点からは粟柄峠まで送電線を右手に
沿って上がって行く。
粟柄越はだっだった広い笹原、雪があるので、どこでも歩いて
行けるが油断をすると膝まで踏み抜く。粟柄越え手前で出会った
地元の登山者からの話では、今年は雪が少ない1mほどの積雪
なのでツボ足でも歩けるが、いつもは踏み固められたトレースが
なければ、ワカンやスノーシューを使わないと大変だとか。
赤坂山山頂
後方は三国山
帰路は寒風から周回と思っていたが先ほどの方から
寒風へはあまり歩かれていないので昨日の雪でトレースも
消えているだろうしツボ足では難儀するかもとアドバイスが
あったので素直にピストンで下山
高原サラサで温まったあと、有名な高島のメタセコイヤ並木
を通って帰る、さすがに有名なだけあった2、4kmに続く
並木道のあちこちで観光客がカメラを構えていた。
高見山霧氷 [2019年の山]
高見山霧氷
関西では霧氷のメッカとしてあまりにも有名な高見山へ。
コースは温泉施設がある「たかすみの里」から
霧氷のシーズンに運行される「霧氷号」の臨時バスも
ここ来る。広い駐車場だが日帰り入浴の客のために
登山者用には半分ほどに仕切られている。
2月の本格的なシーズンになると、トロトロと
来ていたら土日などは駐車できなくなりそうだ。
川沿いの遊歩道から赤い欄干の橋を渡り左の登山道に入る
途中の休憩ポイント 高見杉とその横に崩れそうな休憩所
尾根に上がると国見岩とか息子岩とかの案内板が出てくる
だんだんと木々の梢に霧氷が見え出した
稜線まで上がると、ようやくエビの尻尾らしくなってきた
山頂のお社 たかすみ神社
神社手前の展望台で昼食休憩、こんなに天気が良くて風がないのは
珍しいらしく、いつもは風で寒くてとても座って食事なんか出来ない
とか。高見山というだけあって360度遮るものがない大展望
帰りは時間があったので石舞台などある明日香方面に廻り
紅葉で有名な談山神社に寄った。残念ながら拝観は16時
まで拝観はできなかったが料金所が、すでに無人だったので
境内を少し散策させてもらった。