論鶴羽山 [里山]
論鶴羽山
淡路の論鶴羽古道を歩きに行く
平安期からの古道とかで国内9番目に古い1334年(南北朝の時代)
の丁石があり淡路ではハイキングコースとして良く歩かれているようだ。
論鶴羽ダムを渡ったところが論鶴羽山の登山口で
ここが裏参道になる、傍の車を3~4台ほど止めれる空き地に駐車。
コンクリートの階段をあがると、いきなり杉林の中を急な登りだ
尾根まで上がると論鶴羽古道というだけあって地蔵尊をかたどった
舟形丁石が迎えてくれる。二十八丁と刻まれているので神社までは
約3kmだろう、(牛内ダム付近の三十丁からはじまるらしい)牛内
ダムを望む神倉神社まで来ると広く、なだらかな歩き易い道になる。
淡路島の最高峰 論鶴羽山の山頂
山頂三角点は一等三角点 点名 論鶴羽山 607.9m
ここからNTTのアンテナ塔の傍らを下っていくと論鶴羽神社に至る。
論鶴羽神社
由緒ある神社だったが度重なる戦火にて衰退したと記されて
いたが、かっては、熊野三山に比したと云うのは、ちょっと誇大かも。
灘から県道論鶴羽線があり車でがあがってこれるので
正月には初日の出を拝みにくる人で賑わうらしい。
神社から表参道を灘に下る、黒岩まで18丁なので約2kmか
さすが表参道だけあって茶店跡や薬師堂跡とかがあるのだが
普通なら表が歩きやすく裏は寂れているのが本来だろうが
表参道なのに、屑石がごろごろしている荒れた急坂で歩き難い。
坊さま角というのを過ぎるとミカン畑となり
車道と交わる十五丁手前で引き返した。
八郎山・胴切山 [里山]
八郎山・胴切山
県南の里山に陽だまり山行に出かける
八郎山
日和佐の薬王寺手前から町道上那賀線を日和佐川沿いに遡っていくと
道路の開設記念碑がある切り通しに至る、ここからまず八郎山に登る。
最初から上がり一辺倒のちょっとキツイ登りが続くが
ところどころで展望が得られ一息入れられる。
北西方向に平家平など木沢の山々、その後ろに、ちょこっと白い頭を
出しているのは剣山かも知れない。
東方向は紀伊水道、牟岐大島や出羽島が望める。
八郎山山頂
登山口から標高差170mほどなので楽勝と思いきや1時間
ほどかかってしまった。山頂は広いが、木々が繁り展望は少ない
木々の間から北方向に大川原高原の風車が確認できた。
三等三角点 点名余曾美 918.9m
八郎山を下山後、次は胴切山~五剣山の縦走へ 向かう
840m標高点のピークから下った鞍部が胴切越えで
弘法大師像らしき峠の祠があり馬道と交わっている 。
胴切山山頂
周囲は潅木に囲まれ見晴らしはない、しかしこの
山頂の三角点は数少ない一等三角点です。
点名 胴截山 883,6m
山頂からは真東に伸びる五剣山への縦走路を下っていく
標高700m付近で先程の胴切越えに向かっていると思われる
馬道を横ぎる。600m付近まで下ってきたが時刻は午後1時
五剣山まで行けば帰りは時間切れになりそうと断念、Uターン。
帰路は700m付近で出会った馬道に道をとる
馬ソリを引いて木炭とかを運んだのだろうか?こんな山中にきちんとした
石組の道跡が続いている、炭焼き小屋跡や胴切越えを過ぎ更にP840m
の西を巻いて行くと林道霧越線に合流し駐車地点に帰りつく。
登り納め [里山]
スミマセン
県内の山でしかも1000m程度までの低山ばかり花や紅葉の
頃でもないしで、わざわざアップするまでもないと横着しています。
しかし今月も何にも無しは寂しいので12月最終週に登った山をアップします。
12月29日
太龍寺いわや道
以前から気になっていたのが太龍寺の丁石と四国遍礼霊場記に記されている
鍾乳洞と思われる龍王の窟や不動窟と称する岩窟群だ。
今は鶴林寺からの遍路道は水井からになっているが弘法大師が泊まったというので
一宿寺との名がついたらしい寺からの尾根道に丁石があったので、それがかっての
遍路道ではと思い以前に探索に行き確認したが、次に疑問になったのが平等寺への道
だった、この度、それらの古道の一部が国指定文化財に指定されたのだが地元の
kamokamo探検隊隊長のM氏が下調べをしてくれたので一緒に様子を見に行った。
加茂町の一宿寺から取り付く、竹林を抜けると所々に丁石か地蔵または観音像を祭って
いたと思われる石のおかまごがある、中身は寺同士の俗的な問題(ブログに載せれません
がこれが弘法太師に謂れがある寺の事かとちょっと酷い話です。)で他に移されているらしい。
遍路古道「かも道」であったことを示す道標もある。
途中に見晴らしのよい岩場がある「にじり石」と呼ばれているそうだ
写真の右隅にあるピークは「オオカゲ」
と云うらしい、今日は時間があればそこまで行き吉井町に下る予定
訂正
にじり石は岩場の先、遍路道の谷側にある三角形の岩で
一宿寺から大龍寺に向かってにじりながら登っているとの伝説が
ある岩でした。尚、写真の岩場の上がり口には弘法太師の
手の跡が残っているとの謂れがある岩がある。
四国の道に合流し(以前はこの道に入らないよう倒木でふさがれていたが
取り払われていた)太龍寺に向かう。
お寺では迎春向けに門松が置かれていた、さすがに年末とあってお遍路
さんの姿も無い静かな境内を太龍寺山方向に進む。
中山や北地への分岐より少し先の警告板がある山道に入る。平等寺に
向かう、お遍路さんが誤って入り何度か道迷いや遭難騒ぎがあった道だ。
途中に地形図にも記載されている岩場から太龍寺が望まれ
梵鐘の音が聞こえてくる、その向こうに鶴林寺も見えている。
道中には丁石が順番に並び炭焼き小屋跡の石組も何箇所かある。
「ひだりいわやへんろみち」と刻まれた道標で通行止めのコーン
が置かれていた、直進すればかってあった「龍王の窟」への
「いわや道」、右にいけば平等寺への遍路古道「平等道」だろう。
丁石は二十九番で不明となり、かっての石灰砕石場の真上に出てくる。
今は残土捨て場になっている砕石場の大きな窪地に
龍王の窟や不動の窟の鍾乳洞があったと思われる。
四国遍礼霊場記の太龍寺編には
「前略・・・・・是より三十町ほど辰巳の方にあたり岩窟あり。なかばより両へ
相わかれ、一方は龍王の窟といふ。昔大竜神棲るところとて石面に
鱗形など暦然たり。奥に至り溜水澄じんなり。一方の窟は不動の窟
しいふ。此外霊窟ありときこゆ。・・・・・後略。」
とありM氏の調べでも年配の方は学校の遠足で訪れた
りしていたそうで、奥に澄み切った池を見たそうだ。残っていれば
観光名所になっていたかも知れず残念なことだ、
一旦加茂谷川沿いの県道に下り「貝の河」集落に向かう
途中の腰宮神社、腰痛にご利益あるらしいのでお参りし
集落最奥から尾根に取り付く。
オオカゲ(530.4m)のピーク
山頂付近からの遠望
オオカゲの山頂真近まで来たが時間は午後4時頃、午前8時からの
歩きずめで登りでは足がなかなか上らない、このまま尾根伝いに駐車地点
まで山道を帰るにはリスクが大きいのでM氏には申し訳ないが断念。
M氏の友人にSOSの迎えを依頼し熊谷町大谷に向かって下山する。
SOSの車とドッキング時にはすでに陽が落ち歩数計の表示は35000歩を
オーバー、低山歩きが続き鈍った体には堪えた。
今回のトラック図、加茂川沿いに三十五丁の丁石を確認できたので
古には青破線に古道とその途中に霊窟の鍾乳洞があったと思われる。
平等道との分岐からは足元が悪く、そのまま進めば砕石場の断崖の上
に出るので危険です、バリケードからは進まないようにして下さい。
大川山1042.9m
2012年12月26日
今年一番の寒気が流れてきているので雪見物ができるだろうと阿讃県境の山
で1000mを越えている大川山に香川側から行く。
右だいせん道と彫られた石柱から取り付く、大川社の額があがっている鳥居を潜り
舗装路をしばらく歩くと道標があり山道に入る、再び舗装路に出た先に山門がある
随神門と言うらしい、仁王像でなくスキーをしている格好の神像を祭っている。
何度か舗装路を串刺しにしながら参道が続く、だんだんと雪が多くなって
雪が枝に積った尾根道などは良い冬景色になっている。
山頂の大川神社、三角点が境内の狛犬の付近にあるらしいが
食事休憩ですっかり体が冷えてしまい早々に退散。
香川側への展望あり、讃岐平野を一望
天行山・東宮山 [里山]
天行山・東宮山
2012年4月13日
桜は概に満開の候をすぎたが標高の高い川井峠の枝垂れ桜は
これからが見頃だろうと見物を兼ねて東宮山の里山歩きに出掛けた。
登り口はまだ歩いたことの無い天行山の太師堂参道から
にする、最初は杉林の中を行く山道だが
やがて杉の木立の中に一夜にして建立されたとの
謂れがある石段が現われた、段の数は小さな段差
も含めれば400段以上の石段を登りつめたら
見上げるような大岩の下に鎮座する窟太師堂に着く
境内からは中尾山やまだ雪が残っている剣山が遠望できる。
古には祠でもあったのだろうか山頂に石積みがある天行山925m
を越し東宮山に向かう、山頂には所有を巡り争い結局、神山側と
小屋平側にそれぞれ立てたと云う二つの祠が鎮座
山頂からはさらに尾根を東に下り、ブナやヒメシャラの混じる
自然林を過ぎると東宮神社と春宮神社のある境内地にいたる。
巻き道で山頂への取り付き口まで帰り川井峠に向かう
剣山展望所の桜は9分咲きだったが
枝垂れ桜はまだ4~5分咲き位とあって見頃は来週半ばになるのでは。
焼山寺山 [里山]
里山歩き
焼山寺山
2012年4月2日
4月になって剣山スーパー林道の規制が解除になっている筈
雲早山で春山の息吹を感じようかと出かけてみたが路面整備
でまだ通行できない、林道歩きをして雲早山まで行ってもいいが
気をそがれてしまった、ここに来る途中で神山町の江田地区で
菜の花が見頃のようなのでそちらを散策して。もう何度も歩いて
勝手知ったる焼山寺山で里山歩きをすることに予定変更。
江田の棚田では菜の花だけでなく梅や日当たりの良い箇所では
桜も咲き里全体が甘い花の香に包まれて桃源郷のよう。
途中、明王寺のしだれ桜の様子を見に寄る。
徳島地方に桜の開花宣言がでたばかりだが、ここの桜はもう
5分咲き以上の様子、はやくも桜見物の方々で賑わっている。
焼山寺はちょうど3月号の山と渓谷に紹介されていた。
春の遍路シーズンが始まっているとあって白装束のお遍路さん
がお参りしている焼山寺の境内をそのまま進み、弘法太師が
この山を焼く大蛇を閉じ込めた謂れのある大蛇封じ込めの岩
やアカガシの巨木を過ぎると
案内標識の立つ尾根の分岐に着き、まず右の奥の院へ向かう。
痩せ尾根を過ぎると
焼山寺の奥の院、蔵王権現堂がある山頂に着く標高938m
山頂からは元来た道を分岐まで帰り、そのまま尾根道を直進
東に尾根を下っていき杉の巨樹が立つ小ピークを越す。
次の小ピークP797mからは左手に伸びている支尾根に進路を変え
れば龍王窟の袂に出てくる。
窟からは林道と平行する巻き道を辿れば寺の真下に帰ってくる
ちょうどフランスからのテレビが取材でカメラを回していたので
写してくれたかも。
背摺山 [里山]
背摺山(白崩山)734m
那賀町木頭方面の山からの帰りに国道195線と国道193線が
合流する出合橋の手前でいつも気になっているピークがある。
平谷集落への分岐を過ぎると目の前にピークより300mほど崩れ
た斜面が見える山だ。石灰岩を含む崩落面が遠くからだと白く
見えるので白崩山と言うらしい、標高734mとあって何処かの帰り
に寄ろうと思いつつ行けていない、知り合いの方が行かれたと聞いて
週末の予定がないので、陽だまり山行にと思い立ち出かけた。
195号線沿い製材所入り口前の空き地に駐車する。
丁度、人がいらしたので尋ねると道なりにいけば廃屋があるので
そこから行けとの事、棚田跡の畦道をいくと電柱が立っているので
これが廃屋に繋がっていると思い電線に沿って上がっていったが
家屋は見えてこない、何時もの如く支尾根を直登していくと苔むし
た岩がごろごろしている尾根に出たピークはすぐそこ、崩落地に
沿って登ってきたようで登り始めてから1時間20分だった。
山頂のキティー山岳会の標識は背摺山になっている
途中に見かけた林業事業の作業票にも表題は背摺山となって
いたので地元では背摺山と呼ばれているのだろう。
ピークは崩落地に樹木がないため展望良好、日明山を手前に
背後に西は平家平や石立山、東は高城山や雲早山が遠望
帰りは尾根道を行く、切り通しの峠があり、お堂がある
御堂峠と云うらしい
なおも行くと緑色の獣避けネットが現れ道端にはお墓らしき
石組がある、他国修行者の墓と刻まれているが、なんでこんな
マイナーな処で亡くなったか?
製材所に下る道がないか見ながら歩いたが休場峠まで来て
しまった、手掘のトンネルがあるらしくそこを通れば製材所に
繋がるらしいですが引き返すのも面倒なので製材所を北にして
杉林の中をまっすぐ下り帰り着く。
こんなマイナーな山に行かれる方はいないでしょうが行くなら
平谷から取り付かれる方が道がはっきりしていると思います。
当初はもう一座、と思い出かけたのだが財布を忘れるチョンボ
をやらかし弁当を買えずじまい、ザックの中の行動食だけで
お腹が空いたのでおとなしく帰宅の途に。
大滝山 [里山]
大滝山阿讃県境縦走コース
2010年12月12日
12月12日、例会山行で大滝山に県境沿いの縦走路で歩いた。
県境の清水峠にある金刀比羅神社の境内に駐車し、出発。
約2時間で県境コースを少し離れた、地形図にて881.1m
三角点の表示がある大相山に寄る。ここの点名は
三等三角点 桧ノ尾 881.07m。
大相山から大滝山のアンテナを望む
西照神社に寄り帰路は途中まで引き返し
三等三角点西俣名827.41mから
北東に伸びる尾根を下り国道193号線に降り立ち
夏子集落外れの平間橋にデポしてあった車まで歩く。
竜王山 [里山]
竜王山
同好会の納山祭で行く竜王山の下見に行く、コースは相栗峠
から鷹山公園~讃岐竜王~阿波竜王へと辿る県境コース。
徳島自動車道を美馬インターで降り鳴門方面に引き返し
脇町に入る手前に美馬温泉への案内があるのでそこを
北に県道7号線に入る、香川との県境が相栗峠で香川側に
トイレや駐車場がある。大滝山側への登山口にはりっぱな
モニュメントがたっている。
県境コースは最初から尾根を直登でウオーミングアップが
済んでいない身体にはちょっとキツイものがある。
三角点のあるピーク付近からは整備された遊歩道になる。
峠から約30分で四等三角点 美女 776.5mのピーク
一旦下りベンチがある鞍部から登り返した次のP889mを
越すと右手に林道が見え鷹山公園が姿を見せる。
峠から約1時間だった。
相栗峠からのこの町道は地形図ではここで途切れているが
徳島側に続いており後で山頂から見た様子では竜王神社下の
道に繋がっているようだ。
鷹山公園から30分でP1005mを越した次ぎのピークに
讃岐竜王の標柱が立っている。案内板によってはここを
東竜王山とし阿波竜王山を西竜王としているのもあった。
讃岐竜王から15分ほどで阿波竜王山の展望台に着く
こちらには4等三角点があり阿波竜王1059.77m
源蔵の窪・古堂山 [里山]
源蔵の窪・古堂山
天狗岩へ行ったついでに星越峠をはさんで対面にある
源蔵の窪と古堂山に回った。
峠から尾根伝いに北北西に進みP733m点の真南にあがる。
頑丈な鉄網で囲った区画が左手に見えた、覗きに行ったが
真鍮製の錠をしてあるが中は何も無し気象観測用の施設でも
あったのだろうか?雑木と草がはえているだけ。
ここからは地形図で見てもわかる通り高原状の馬鹿尾根で一帯
は植林地になっている、山仕事用の踏み跡があちこちについて
いるので惑わされないよう一番高そうなところまで北に進み、
そこからは植林地の中を東に向かい三角点をゲット。
三等三角点 旭 723.26m
三角点からは「源蔵の窪」の謂れになった窪地を探しに北に向かう
と明瞭な山道に出会った、その道を辿っていくと大きな赤松の
木の下に地蔵尊に出会う、地蔵さんと手水鉢には寄進した人と思わ
れる長八の字が読み取れる。
そのまま進むと元のP733m付近に帰れたので今度は
西に古堂山に向かう。
P733m点と古堂山の中間付近の草むらに三角点
4等三角点 古堂山 686.27m
古堂山のピークは周りを杉木立に囲まれた全く展望のないところだった
同好会の来年度の例会にこの山が候補になっているのだが、
なぜこんな何もない山が候補になっているのか?だ。
所要時間
星越峠・・60分・・源蔵の窪三角点・・15分・・長八地蔵
・・60分・・古堂山・・30分・・星越峠・・30分・・登山口
京都 愛宕山 [里山]
愛宕山 (京都市)
2010年9月26日
槍ヶ岳で挫いた肩がまだ本調子にならず今だに右手を上に
あげるのが不自由、自重して今週もハイキングで、と京都の
愛宕山に、標高は900m位だが京都市を囲む山では一番高
く山頂の神社は全国に900社とも1000社とも言われる
愛宕神社の総本山。
京都を桂川沿いに嵯峨嵐山に向かい清滝から愛宕神社表参道で登って行った。
道中には立柱型と地蔵尊型の丁石が置かれ五十丁目が神社のようだ。
途中には休憩所が何箇所も設置、昔は参道に沿って御茶屋が軒を並べていたそうだ。
これは水尾分かれの分岐にある休憩所、道中のほとんどは杉木立で展望がないが
2ヶ所ほど京都市街が望める箇所があった。
黒門を潜ると境内になる、社務所をすぎると石段の上に本殿が現れる。
地形図では本殿の標高が924mで890mの三角点は神社の真北に
記されている、三角点に向かう道の様子を探りに行ったが時間が概に
16時で山中は薄暗くなっている、うろうろしている余裕はないので下山。
参道としてきれいに整備されているので少々早足でも問題なし1時間
10分で下れた。ちなみに参道入り口の案内板には参拝の所要時間は
5時間となっているがこれは大分ゆっくり目、普通に歩いて4時間ほどで
なかろうか。
日の丸山 [里山]
日の丸山 2010年6月
三加茂から落合峠に向かう途中に桟敷峠がある。
その北に位置する山が日の丸山。
名前にふさわしく山頂には日の丸の国旗が掲揚されている。
ここの三角点は二等三角点 日の丸山 1240.17m
山頂の展望は少なく、わずか南に烏帽子山が見え
その左手には矢筈山が松の枝越しに望まれる。
日の丸山からさらに北進、日の丸峠を上り返したピークが
城の丸山、ピーク上の小屋は神社のようだが祭神は不明。
尾根をさらに進み4等三角点 津の峰 1132.28m
から引き返し、峠からは地形図に載っている巻き道で
帰ってきた。
天の岩戸 [里山]
見の越に行くたびに気になっている看板がある。
岩磐がありそうなので剣山の帰りに時間があれば寄ろうと思いつつ、
時間が遅かったり道幅が狭いので車を停めるのに不便でいつも
通り過ぎているが今日はまだ2時過ぎ、時間は十分なので寄ってみる。
看板の横から貞光川を渡り取り付く、随所に案内プレート
があり明瞭、尾根にあがると「鬼の岩屋」の標識、テラスに
なった岩が屋根になり下部が岩穴になっている。やがて
木の鳥居が現れ青石の石段を上がって行くと信じられない
ものが視線に入ってきた、なんとガードレール!
林道がここまで上がってきている、うっとおしい山道を一時間
以上かけて上がってきたのに・・・・・
天の岩戸といえばイメージ的には洞窟を想起するが
ここのは巨石が割れて支えあった屋根状の隙間で、その前に
テラスになる平石があった、東尾や神山等と同じく昔は
ここで雨乞いの舞とか神楽が奉納されたのであろう。
帰路は腹が立つので元の道を行く気がせず林道を
歩く、途中に新しい三角点が路傍にできている。
四等三角点 漆野瀬 837.44m
林道名は天の岩戸線、桑平に下りて来ていた。
つるぎ町さん、車でも来れますとちゃんと案内しておいてください。
後世山~日向丸~矢筈山 [里山]
後世山から阿南矢筈山
後世神社より明神山方向
伯耆大山、石鎚と雪山が続いていたのでのんびり春の陽だまりを
求めて南の里山へと阿南市と美波、那賀町の境にある山々に行く。
星越トンネル真上にあるKDDIのアンテナ塔前に車を置く
ここは平等寺から薬王寺に行く遍路道の一つらしく峠
には「文化財旧へんろ道しるべ」の標柱が立つ地蔵尊が
鎮座し礎台に薬王寺の名と矢印が彫られている
その先の分岐に常夜灯と後世神社参道の標石があるので
そこから10:08林道を歩き始めた。
10:30 広場に出た、地道で少し荒れているがここまで車で
上がってこれる、後世神社例祭の案内板が掛けてあるのでこの
道で間違いないと、獣避けネットの戸をあけて山道に入る。
11:10後世神社
11:25 二等三角点 後世山538.81m
12:16 日向丸
最近松の木や雑木を切り倒した様子で展望は良好
東は明神山や蒲生田半島、橘湾
北は太竜寺山、竜王山などが一望
陽だまりでのんびり休憩、昨日の石鎚の寒さとは大違い
昼食のあとマンガン鉱跡と云う穴を覗きに寄って
13:05矢筈山
四等三角点矢筈山565.8m
往路は歩きやすい巻き道を歩いたので帰路は
尾根道を辿ったのだがまたいつものように支尾根
に入り時間ロス、GPSトラック図で矢筈山手前で
南にひげのように出ている軌跡がそれです。
16:00駐車地点に帰りつく
沿面距離 14km
累積標高差+1081m -1105m
後世神社からの道は尾根と横道が交差
しながら付いているが明瞭で歩きやすい
のは横道、テープも赤や白がべたべたと
付いている。
スミレの花が咲いていました「小さな春見つけた」かな。