伯耆大山 天狗ヶ峰 剣ヶ峰 [2011年の山]
伯耆大山
天狗峰、剣ヶ峰
2011年6月5日
伯耆大山の宝珠コースは冬山ではユートピア小屋まで
夏山では盛夏でのあまりの暑さで上宝珠越えで敗退して未だ
剣ヶ峰どころか天狗ヶ峰も極めていない、6月5日は山開き
梅雨だが暑いよりはまし、今度こそはとリベンジと出かける。
前夜は松明行列、山開きの今日もいろいろな催し物が予定されている。
早くも露天が店開きをはじめている参道を歩き、大神山神社をお参り。
8時45分下宝珠越えへの登山口につく。
宝珠尾根に上がる。
ガマズミやノリウツギなどの白い花ばかりだったのが中宝珠越えを
過ぎると岩カガミや、アカモノ、ツガサクラなどが姿を見せ出す。
道の両側にはマイズルソウが丁度盛りのようだ。
上宝珠越えからはサンカヨウやが見頃になっている。
ヘリらしき音が喧しい、岩場へ覗きに行くと夏山登山道の8合目
辺りでヘリが旋回している。事故でもあったのだろうか?
弥山への尾根筋は蟻の行列のように米粒ほどの人影が連なって
登っているのが見える、そろそろ下りの方との大渋滞が始まりそう。
11時ユートピア分岐着、先に三鈷峰に寄る。
三鈷峰からはこれから行こうとする、天狗峰~弥山の
稜線が遠望される、東には昨年の冬に歩いた矢筈ヶ山
や甲ヶ山、その背後の台形状の山は船上山だろう。
ユートピア小屋前の広場でカップラーメンを掻き込み縦走路に出発。
天狗峰直下までは、まあまあだが、ここからが緊張の連続、下ってこ
られた方達がいたので聞いてみると危ないので引き返しているらしい
ここからは後にも先にも誰もいない、ともかく様子を見ようと先を進む。
元谷沢でしょうかあちこちで崩れて落ちていく岩の音がしています。
こちらは天狗沢か?
第一の関門、天狗峰らしきピークを越しましたが、ここからは
両側が崩れ落ちているナイフリッジが出てきます、足元は
脆く、とても立っていられないので要所では匍匐前進状態。
やがて前方に剣ヶ峰らしきピークが見えて来ました。
ちょっとしたスペースがあったのでザックを置いて空荷
でピークにアタック。
剣ヶ峰1729m伯耆大山最高点に到着
しかし10年前の地震で2mほど低くなっているそうです。
構造物は山頂標識かと思いきや遭難の慰霊碑のようです、山頂
を表すものは何もありません、背後に見えているのは弥山
来たついでに弥山への稜線を見に行きましたが、もっと酷そうな
箇所が見えだしたので、いい加減にして引きかえしたのですが
やはり登りより下りが大変、びびりまくりです。
これが槍尾根でその後ろのピークは烏ヶ山か。
このピークはP1636mもしくは天狗峰(天狗ヶ峰)と思われます。
ガスが上がってきて、やがてガスに巻かれたので足場のいい処で
待機するが、周りが見えなくなった時は正直、来たのを後悔。
暫く待っていたらガスが薄くなってきたので再び歩き出し
往復1時間半ほどでユートピア小屋に帰りついた、後は
上宝珠越えから砂滑りで一気に元谷に下る。
30分ほどで大堰堤まで降りて来れた。
当初は山開きの行事を見て帰ろうと予定していたがライブ
会場とか、露天も片付中とあって概にほとんどの行事は終了
の様子。8時に出て7時間半かかり15時半に車まで帰り着く
時間がかかった割りに歩行計の距離は少なく11kmほど。
帰路は皆生温泉に寄り汗を流して帰る。
普段はこんな事は書かないのですがこの大山縦走路は
ちょっとヤバイです、弥山側からはロープを張り進入禁止
の表示があるがユートピア側からは「崩落が激しく危険」の
表示なので立ち入り禁止ではないだろうと勝手に解釈し
て歩きましたが思った以上に崩落は進んでいて私みたいな
経験の浅い未熟者が一人で立ち入らないのが肝要だった。
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