白山 Part1 [2011年の山]
白山
観光新道コース
6月18日(土)
高速休日1000円がこの19日で終わる、最後に遠方までと思ったが
アルプスの山々は、まだまだ雪で山小屋も開くのは、ほとんどが七月中旬と
あって敷居が高すぎる。西穂や木曾駒、白馬あたりなら行けそうだが
どうせならもっと良い時期にしたい。先月に行った荒島岳から白く輝く銀嶺
が印象的だった白山に決めたが、先週は雨で行けず仕舞い、週間予報で
は18、19日の天気予報は曇り、この梅雨時期に曇りなら上々。
日帰りにするか泊山行にするか迷ったが、日帰りだと麓まで6時間位かかる
ので前夜に出て登山口で仮泊しなければならないが、もうこの歳ではきつ過
ぎる七月にならないと食事が出ない為に荷物が増えるが白山といえばやはり
御来光だ室堂で泊まることにする。
午前3時起き、淡路鳴門道、名神、北陸道と乗り継ぎ8:00に福井北IC
を降り勝山市へ、白峰町から県道33号線で市の瀬にはいる。
ビジターセンターを過ぎ
9時過ぎに別当出合の駐車場に着く。白山の山頂部は雲で
覆われているものの天気予報どおりの曇り空だったのだが。
コースガイド等では砂防新道で登り、観光新道で下る紹介が多いが
最後に急な下りが控える別当坂分岐からが雨だと嫌なので逆に辿る
ことにする。10:10登山口発
別山への稜線を望みながらブナ林の中を登って行く、1時間30分かかり
尾根筋の別当坂分岐に着く、高度計では1670m高度差約430m
左に尾根を下ると市ノ瀬で昔はこの越前禅定道がメインだったようだ。
ちょっとした岩のトンネルが現れましたが、ここが丁度中間3km
地点の千人窟、ここから残雪が出てきました。
雪渓の上部に殿ヶ池避難小屋が見えてきました。
小雨が降ったり止んだりだったのが本格的に降り出したので
小屋で小休し雨具を着用、ガイドブックでは小屋を過ぎたら
ガレた痩せ尾根の「馬の立て髪」だとかお花畑の「蛇塚」とか
載ってましたが雪で何処がどこやら.
ようやく勾配が緩やかになってくると「黒ぼこ岩」に着く。
ここから弥陀ヶ原なのだが、木道などは雪の下、目印の旗竿を
辿っては行くが
ホワイトアウトするとその旗竿も見えなくなる、踏み跡を頼りに進む。
弥陀ヶ原を越え、五葉坂を登ってようやく15時前に室堂に着く。
歩行約5.6km、高度差1190m 所要時間4時間45分だった。
室堂での宿泊者は約25名、外は雨で皆さんすることが無かったが
日没前に雨があがり、一斉に屋外に出て行く。
別山が姿を見せる。
アーベントロートには程遠いがそれでも夕焼け空が広がる。
明日の天気は期待が持てそうだ。
見かけた花は木ではオオカメノキ、タニウツギ、ミネザクラ、ノリウツギ、ヤシオツツジ等
草や小低木ではゴゼンタチバナ、サンカヨウ、ツクバネソウ、マイズルソウ、スミレ類
白山チドリ、ユキザサ、ミヤマハタザオ、キバナコマノツメ、イワカガミ、キヌガサソウ
ニリンソウ、シナノキンバイ、ツガザクラ、ショウジョウバカマ、その他不明が何種類もと
花のシーズンではないものの、さすが花の山目を楽しませてくれた。
サンカヨウ
タニウツギ(ヤブウツギ?)
キヌガサソウ
ショウジョウバカマ
エンレイソウ
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