東赤石山~二ツ岳縦走 [2012年の山]
東赤石山~二ツ岳 縦走
二日目
6時に赤石山荘を出て巻き道で権現越に向かう。
高知の奥白髪山によく似た風景の白骨林や岩場を過ぎれば。
権現越の笹原に出てきた、小高く突き出た岩が権現岩
法皇権現を祭るご神体でエクロジャイトが地表に出てきた
岩として地質学的に有名な場所だ。その先は大規模な
崩落地で登山道も不明、ザレ場を這い上がって尾根道に復帰
権現山に着く 四等三角点 点名 権現 1594m
振り返ると赤石山系や、霞んではっきりしないが、しまなみ街道
に連なる島々や中国地方がぼんやりながら眺められる。
権現山を過ぎると日本石の岩峰が現われる、稜線からは15分ほどで
往復できそうだが余力を残したいので皆さんパス。
だんだんと笹の丈が出てきだし胸高や所によっては背丈を越す
スズ竹の海を掻き分けて行く。
次のピークであるピラミダルな姿をした黒岳が現われる。
黒岳の三角点は 三等三角点 点名 保土野越 1635m
次の難関、エビラ山の大きな岩峰が現われ、その後ろには
鋸歯状に峰が連なる二ツ岳もみえる、まだまだ先は長そうだ。
エビラ山の標高点1677は稜線の南にあるようだがこれもパス。
稜線上に次々と大岩を右に左へとやり過ごしていけば二ツ岳の
西峰であるイワカガミ岳が間近になる。
エビラ山~二ツ岳は難コースというだけあってなかなか手強いです。
イワカガミ岳を過ぎれば最後のピーク、二ツ岳が。
ここから見ればなんでもない稜線歩きだと思われたが
道迷いや事故が多いだけあって、すんなりとはいかない。
二ツ岳まで来ると後は下るだけ、登りがないので、やれやれです。
鯛の頭が見えると峨蔵越はまじか、先月歩いた赤星山から
峨蔵越への稜線も確認できる。
峨蔵越から登山口までうんざりする単調な1時間ほどの
峠道歩きで、ようやくゴールの二ツ岳登山口に辿りつく。
これで、法皇山系の翠波峰から赤石山系の西赤石山
までの稜線がようやく繋がる。
コメント 0