和気アルプス [2011年の山]
和気アルプス裏銀座コース
岡山県和気町の神ノ山山系は一番高い山でも370mほどだし
尾根にはきちんとした道がつき里山レベルのハイキングコースだ
が、ここには地元の藤本さんが個人で切り開いたバリエーション
ルートが数多く存在する。
その中で和気アルプス特選コースと紹介されている裏銀座ルート
は岩場の連続で、アルプス気分が楽しめれる。今回、高知のグル
ープからお話があり、裏銀座ルートを組み合わせた和気アルプス
縦走をしてきた。
藤本さんのHPではこの裏コースは大勢や素人の入山は事故の恐
れがあるために、詳細を非公開にして規制したい旨呼びかけて
おられますのでルート等は紹介しませんし、個人の持ち山を通過
するので無闇に荒さないようとの事です。
藤公園に駐車し、鎌尾根に向かう、少し手前から取り付いた
ため雑木林の中を無理やりあがると岩尾根が見えて来た
鎌尾根の下部にでてきたようだ。
迷いピークⅡよりダンガメ尾根を下り登り返すつもりだったが
分岐を行き過ぎたようで、そのままチンネスラブの上部に向かい
ザックをデポして110mスラブをピストンする。
斜度は35度から45度らしい、お尻を落として下らないと
立ったままではちょっと怖いですがお陰で岩角でズボンの
お尻部に鍵裂きを作ってしまった。
チンネからは白岩様(鷲の巣岩)を登攀しているクライマー
の姿が見える
その岩場へのバリエーションコースもあるが一旦裏銀座ルートを外れ
神ノ上山に向かう。
山頂には三角点があり、北には白く雪をかむった那岐山と思われる
山が遠望できる。
点名 二等三角点 日笠下 370.3m
次は尾根道を西に剣峰へと向かいマサミチルートからザイテングラードに
移行するという本日核心のコースに進む、素人が踏み込まないようにあえて
分岐には標識や赤テープをつけていない、とあって薄い踏み跡を勘を頼りに進む。
処どころにある古い標識でコースに乗っているのが確認できる。
ザイテングラードに移行、ここらも滑落したらケガだけでは
済まない危険なスラブが待ち構えています。
ザイテンを下って再び縦走路に登り返す、高度差は150mほど
ですが直登ですからキツイです。奥ノ峰から東に奥ノ岩にむかう
小屏風、大屏風トラバースルートと、これまた危険なルートがある
らしいのですが時間がない事もありパス、縦走路を終点の和気
冨士にむかう。
涸沢峰は竜王山コースとの分岐箇所になる。
竜王山のバットレスも岩屑だらけのスロープをノーロープで
攀じ登るバリエーションコースが4本ほどあるらしいが
ここから眺めるとノーロープだと足を滑らすと谷底まで
一直線で転げおちかねない。
ゴールの和気冨士が近づいてきました。
和文字焼き用のレンガ炉が山腹に並ぶ観音山では
吉井川の流れが眺められる。
登っては下り、下っては登りも最後の和気冨士に到着
ここはツツジの名所らしいです、花期は4月上旬。
ここにも三角点がありますが点の記がないので多分
廃止になっているものと思われる、標高は172.8m
ここから引き返し権現岩に下る予定だったが、そのまま
遊歩道を下りお稲荷さんの鳥居でゴール。
沿面距離約9、5km累積標高差は約1000mだが
所要時間は7時間と思いのほかハードだった。
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