甚吉森 [2011年の山]
甚吉森
2011年3月19日(土)
天候 晴
kamokamo隊M氏と甚吉森に向かう、M氏は先週西叉山
から甚吉森に周回してきたばかり、続けて同じ山になって
しまい申し訳ないことだ。
木頭西宇から、この冬には何度も通った南川林道を行く。
南川沿いに40分ほど車で走しると猪ノ山谷手前に廃屋があり
川には錆びた吊橋が、かかり降り口に甚吉山登山口の標柱が
立っている。
橋桁を吊るワイヤーが所々切れて番線で補強してある古びた吊橋
を渡り杉林の中を上がって行く、登山道は広く傾斜はあるが大きく
尾根を左右に巻いて行くため歩きやすく、分岐には道標も立っている。
地形図上で猪ノ山谷川と南川の交点から上がってきていると
思われる道と合流すると直登になり杉林から雑木の自然林帯
になってくる、県境の稜線に出ると西に甚吉森のピークが現れる。
登山口から1時間45分ほどで甚吉森に着く。
三角点は 二等三角点 点名甚吉森 1423.3m
山頂は広く周囲が刈り払われ展望は良。少し雲がかかってはいるが
まだ雪を被っている石立山の背後には剣山から三嶺の山並みが見え
南には千本山や宝蔵山など高知の山々、東には湯桶丸が
あるのだが稜線上のピークの背後になって見えず。
気持ちがいい場所なので小一時間過ごしてしまったが、まだ
昼には早いので湯桶丸への県境稜線を偵察に出かける。
かってはスズタケのジャングルであった事を偲ばせる稜線を歩き
途中のピークで昼食をかねて、また小一時間休憩、徳島の岳人も
滅多に訪れないだろう徳島の最奥の山中とあって、まったく
下界の気配を感じさせない静寂な空間で心地よい時間を過ごす。
帰りは、このまま甚吉森に戻るのは面白くないと探していたら
南川に向かってエスケープできる道があった。
途中では手前のピークに隠れて見えなかった湯桶丸も
姿を現す、最初は2時間もかからず山頂だったので余りに
お手軽だと思っていたのが結局7時間近くの歩きになり
楽しめれた。
帰路、福寿草を見に寄る、もうそろそろ最盛期を過ぎたのでは
と心配だったが丁度見頃の株も多く黄金色の花弁を開いて
出迎えてくれていた。
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