三ツ森山

三ツ森山

1429.5m

２０１１年５月７日

 

アケボノツツジが咲き出したが以前から見たいと思っているのが

白花アケボノツツジ、四国では３ヶ所ほどでしか咲いていないらし

いそれを見たくて昨年、深訪しに行ったものの時期が遅く山頂付

近にしかアケボノツツジの花が残っていなく、まして白花など見か

ける訳がなく宿題となっていたのだが、この山にも咲いている記事

を見かけていたので今回こそはと期待して出かけた。

 

松山道を新居浜ICで降り４７号新居浜別子山線で中七番に

向かう、マイントピア別子を過ぎ、大永山トンネルを抜けたら

松山道では青空が覗いていた空模様が一転して曇り空、路

面も濡れている。ダム湖まで来たが林道口を見逃し下七番ト

ンネルまで来てしまいバック。

登山口と思われる林道入り口には案内標識は何もない

赤く塗られた鉄橋で七番谷川を渡り林道を歩く、ミストが漂う霧雨状の

天気で蒸し暑いが時々冷たい風が通り抜け助かる。高度が１０００ｍ

を越しだすと杉檜林から自然林が多くなりアケボノツツジも現れ出す。

１時間半ほどの林道歩きで三ツ森峠着

峠にはかわいらしい地蔵尊が鎮座、おじぞうさんの背後の尾根が

三ツ森山への稜線、反対方向は平家平への稜線

 

笹が繁る稜線の両側には

アケボノツツジの淡いピンク色が目につく。

大岩が現れ出してからは急登の連続、あちこちにロープ

が張られて今日のような足元がぬかるんでいる日には助かる。

峠から４０分で山頂着、スズ竹や雑木に囲まれている上に

ガスがかかっているのでまるで展望がない、１２時前なので

お昼にしようかとも思ったが虫がまとわりつきウザイ！早々

に引き返す。

 

昨年来の宿題だった白いアケボノツツジを間近に見る

他にも何本かあるそうなのだがこの一本だけしか

見つけれなかった、折角の花だがバックが灰色の空と

あって残念、晴天なら青空を背景に白が映えたのでしょうが。

峠でお昼にする、風が通り抜けるので虫の襲来も少しはマシ

峠からは鉄塔巡視路を下る、シャクナゲの生い茂る支尾根に

沿う道は急な下りで、これを上がりに使うのはキツイだろう。

途中で分岐があり明瞭なのは上がり気味に山腹を巻いていく

道なのだが地形図に載っている谷に下る道を進んでみる

沢まで来たが梯子があって滑床を渡るようになっている。水量が

多い日には危ないかも、分岐をそのまま進んでも送電線に沿うの

で林道に出て行けると思われる。

林道からは赤石山方面にかかっていたガスが消え山頂の稜線が

姿を見せる。 

帰路は山菜取りをしたりと、のんびりと下ったので上がりより

時間を要し所要時間は２時間２０分だった。

天気はイマイチだったがクマガイソウの群落を見て帰ったりと

GW最期を楽しめた。