伊吹山夜間登山 [2011年の山]
伊吹山夜間登山
2011年7月30日~31日
伊吹山といえば9合目までドライブウェーが上がってきているので
お手軽百名山の代表みたいな徳島の剣山よりはるかに手軽で登山
の山と言うより観光の山だが暫くの間は観光客は居ない、と言うのも
先の6号台風で崩落があり復旧工事で通行止め。観光客がごったか
えす花のベストシーズンでこんな事は滅多にないチャンス、静かに山
が楽しめれるだろうと出かけた。
問題は暑さ、ただでさえ暑さに弱いのに2合目からは遮る樹木がない
ので晴れていたなら暑さでとても登れたものでない、そこで夜間登山
にしてまだ涼しい朝のうちに下山することにする。
登山口で3、4時間ほど 仮眠してからと予定していたがビールを飲んで
ようやくうとうとしたが直ぐに目が覚めて寝付かれない諦めて早々に登る
ことにした。
山頂まで6kmの標識、ガイドブックでのタイムは3時間半、標高差は
1200m位、夜間なので4時間くらいを目標にする。
夜間登山なら涼しいだろうと登りだしたものの風のない樹林帯
は蒸し暑くたちまち汗が出てきます。しかも足元はぬかるんで
歩き難い、2合目を越してようやく草原帯になっても無風状態
早くもバテバテです。
4合目をすぎてようやく風が出てきだした。新月だし月はとっくに
沈んでいるのでよく見えないが、星明かりに浮かぶ山頂は雲がか
かっているようだ。ご来光は駄目かな?暗闇の中にギャル(言い
方が古いな)が2人浮かび上がりました、スターウオッチングをして
いるそうです。
長浜方面の夜景、その向こうは琵琶湖
7合目を過ぎからガスってきました南からの湿った空気が上がって
くるためでしょう、草も岩も結露でびっしょり、ごろごろしている岩は
石灰岩なんでぬるぬるして滑る、帰りが嫌だな。
4時半 、空が白み出した頃に山頂着。売店には明かりが煌々と灯って
登山客もうろうろしています、夕方に上がり山頂で仮眠だったのでしょう。
日の出を待つ人達、普段ならドライブウェーで上がって御来光を
拝む人で賑やかですが今日は静かな山頂です。
もやっていた山頂も日の出とともにガスが消えてきだしましたが
水平線には分厚い雲でご来光はイマイチ。
山頂写真、三角点は少し東に離れた昔測候所があった場所に。
一等三角点 伊吹山 1377.31m
山上園地のお花畑、
シモツケの群落はまだ蕾、メタカラコウ、トラノオ、イヌタデ、アザミ、ウツボクサ
ホタルブクロ、その他名の知らない花が色々と。
やはり伊吹山といえばこれ、イブキジャコウソウ
クガイソウ、キバナノカワラマツバ、カワラナデシコ、コオニユリ等
あまり山頂でうろうろしていたら暑くなってくるので6時過ぎに下山にかかる。
行きは暗くて見えなかった南斜面を多い尽くすオオバギボウシの群落、最盛期
はすぎて花はちょっと痛み出していた。登山道の両側にも花が一杯で足元がおろ
そかになる。
振り返った山頂、白い花はシシウド、黄色はメタカラコウ
3合目のゴンドラ跡地へ続く登山道には次々と登ってくる人の列が
できています。
6合目避難小屋、まだ新しく石壁のおしゃれな小屋でした。
3合目のお花畑にはほとんど花はなくヨモギ畑状態でユウスゲとフウロ位
約3時間かかりに登山口に帰りつく、もう9時半近いのに今から登り
だす人がまだごろごろ。多分私なら3合目で敗退でしょう。ただ気が
つくのは同年代のおじさん、おばさんは少ないです、むしろ徳島で
は何処にいるんだの若い山ガールがわんさか、こんな炎天下では私
ら年寄りは熱中症ものです。
登山口がある上野の三之宮神社
車を停めたのはこのすぐ近くの駐車場、昨夜は数台だったのに今は満車
こりゃ儲かりますね、薬草風呂に入って帰ろうかと尋ねたら10時半から
らしい、着替えてそのまま帰るが昨夜はちょっとウトウトの仮眠でのカモシカ
山行、さすが寝ていないと老体には堪えます、ヘロヘロで徳島に帰りつき
ました。
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