尾瀬 至仏山 [2014年の山]
至仏山(尾瀬)
2014年10月2日
尾瀬の紅葉シーズンには戸倉から鳩待峠へは交通規制がかかり
通行出来ない。戸倉第一駐車場に車を置き、ジャンボタクシーに
乗り合わせて6時半の便で鳩待峠に向かう。
鳩待峠から川上川の谷筋に沿って、紅葉の中を山の鼻に向かって下って行く。
尾瀬ヶ原の南入口、山の鼻。
草紅葉の中、燧ケ岳を正面に見ながら尾瀬ヶ原を散策。
竜宮十字路からは山の鼻にUターンして至仏山に向かう。
至仏山、登山口
標高は約1400mなので標高差は約830m程
ガイドブックのタイムは3時間になっている。
東面登山道(山の鼻~至仏山)は上がり専用の一方通行
山の鼻~高天原~至仏山~小至仏山~オヤマ沢田代と経て
バス停のある鳩待峠へと帰って行くコースだ。
高天原の手前付近までは振り返れば尾瀬ヶ原を望める
紅葉・黄葉した樹林帯の中を歩く快適な道中なのだが。
やがて岩肌が酸化して赤茶色になった蛇紋岩が現れてくる。
木道がつけられいる個所は問題ないが、無い個所は気を使う
蛇紋岩の岩肌は、ただでさえ滑りやすいのに、幾多の靴で何十年も
磨かれた岩角は本来の地肌を出してツルツルに黒光りしている。
晴れていてこれだから、雨で濡れた時には不容易に足を乗せると
たちまち滑ってしまうこと確実。このコースが上がりの
一方通行になっているのが植生保護だけでなく
安全面からの対策にも、なっているのに納得できる。
至仏山、山頂 2228m
いくら平日だと言っても、人気の尾瀬なのに山頂には誰も居ない。
しばし展望を楽しんだあと、次は南に見えている小至仏山に向かう。
小至仏山 2162m
オヤマ沢田代の草モミジ
小至仏山から見えていた、オヤマ沢田代の池塘からは、スベリ易い岩稜帯を
抜け再び樹林帯へとなっていく。昨年や今年になって付け替えられた
新しい木道もあって歩き易い。オヤマ沢田代から鳩待峠の下りはガイドブック
では1時間10分になっていたが、16時半のバスにはギリギリになりそう。
次の便もあると下って行けば、果たしてバスは出た後で
最終の17時10分のバスになったのだが、バスには他に誰も居ずの貸切。
結局、人気の尾瀬で日本百名山なのに至仏山では誰一人にも会わず仕舞だった。
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