妙高山・火打山 [2015年の山]
妙高山・火打山
笹ヶ峰登山口
白樺林の中につけられた木道歩きが続く。
黒沢橋は絶好の休憩ポイント 。十二曲がりは、わざわざ地図に載って
いる位だから難所かと思っていたが、 ごく普通のつづら道。
むしろその後の富士見平への岩だらけの道の方が登り難い。
高野池ヒュッテにザックをデポして軽装で火打山に向かう。
池塘の広がる天狗の庭は花のシーズンは過ぎたとはいえ
イワイチョウやワタスゲ、ミヤマカラマツ 、ヨツバシオガマ等々の花々は
まだまだ見られるし、雪渓あとではチングルマやコザクラも咲き残っている。
雷鳥平からはトリカブト(花が房状にかたまって咲くミョウコウトリカブト )や
シシウド、アキノキリンソウ、ウサギキク等が、まだまだ花期。
頚城三山の最高峰
火打山 三等三角点 点名 火打山 2461.26m
山頂部が風雨で洗い流されたのか?三角点い石柱基部がすっかり
露出して傾いている。傍らには 摩耗した石仏が並んで立っている
感じでは不動明王のように思われる。
高野池ヒュッテからの火打山
妙高山へ
翌日、高野池ヒュッテより濡れた笹原の中をまず黒沢池ヒュッテに向かう。
だんだんとガスがかかり小雨もぱらつきだす。仕方なく雨具を着用。
黒沢池ヒュッテ
外輪山からカルデラの底に下って行く 。岩だらけでロープ場や
ざれ跡もありで手強い。雪渓の上端を巻いていくと長助池分岐。
案内標柱では、ここから妙高山まで1kmの道のり
ガイドマップでは所要1時間20分、下り1時間。
ここで、最後の登りに備えて一息入れていたら、雨が本格的に
降り出してきた。協議の結果、断念。
妙高山の頂を背にして引き返す。
黒沢池ヒュッテまで戻ってからは大湿原を 右手に、緩い下りの木道歩き。
湿原にはバイケイソウの大群落や水芭蕉の葉も見られ、7月初のシーズンなら
見事なお花畑が広がっていたのでは。 再び富士見平まで戻ってきて往路を
笹ヶ峰登山口に下って行く。
ちょっと一言
山小屋は共に、北アルプスの山小屋と同じアメニティーは期待
しないほうが賢明。ネットにもいろいろと苦情が載っているが
小屋の方にも事情があるだろうし、利用するほうもテントを担いで
自炊をできる根性と体力がない以上仕方ないだろう。
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