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山姥岳 [2011年の山]

山姥岳

2011年3月26日(土)             天候 雪

kamokamo隊、隊長のM氏と東蝉谷から山姥岳、ぼたもち山

に向かう、かって山姥の伝説があったのだろうか?ぼたもちと言

う名も面白い、謂れが気になる山々だ、順調にいけば平家平へと

周回して帰ろうとも思っていたのだが・・・・・・

国道195号線を歩危峡の手前、九文名から入り地道の蝉谷林道

を行くと岩が道を塞いでいる、そのすぐ先が終点で登山口になる。

龍王神社?の祠がある大岩の左手を谷に降りるが適当な飛び石

がなく頭上のワイヤーにスリングをかけて渡渉する、かっては丸太

橋があってワイヤーロープの滑車を使い渡っていたのだろうか?

P3260327.JPG

墓窪峠への峠道はもう行きかう人がいないとあって

荒れている、ザレ場もあって気が抜けない。

P3260298.JPG

天気予報は曇りだったが雪がどんどん舞って、上がるに

つれて足元が雪で白くなってくる。

P3260330.JPG

峠の名の由来となった墓の窪は巻き道の途中の分岐を上がって

いけば窪地があり、そこが七人塚という墓地になっているらしく、墓

のある窪地で墓の窪らしい、地蔵尊や祠なら見に寄ろうかとも思う

が墓はちょっと寄りがたい、墓窪峠(墓の窪峠)はそれと示すものは

なく杉の立木等に巻かれた赤テープでそれとわかるだけの場所だ。

まっすぐ下れば中谷集落、右折すれば白滝山などの木頭三笠の

山々への尾根道、左折して山姥岳に向かう。

P3260316.JPG

ここからは急登、スズタケや立ち木に掴まって登って行くが

登山口からすでに降っていた雪は止むどころか積る一方だ

し吹き降ろす風は冷たくて手先がかじかむ。

P3260304.JPG

登山口から3時間ほどで山姥岳に到着、石楠花やアケボノツツジ

らしき雑木に囲まれモミやヒメシャラ、ブナなどの大木もあり晴れて

いれば気持ちのいい場所だろうが寒くて長居はできない、このまま

雪が止まなくては、ぼたもち山も急登で岩場もあるらしい、平家平

に周回できなければ帰り道が危ないだろうと引き返すことにする。

P3260306.JPG

山姥岳(1389m)

 

50分ほどで峠に下りて来たがまだ11時過ぎ、このまま帰るのは

勿体無いのでまっすぐ尾根筋を行き木頭三笠の様子を見に向かう。

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スズタケを掻き分けて半時間ほどで途中の立ち木に白滝山の

標識が掛かっていた、さらに細い尾根を進むが両側はスズタケ

で展望なし、ここらでよしとして引き返す。

白滝山 1157m

P3260318.JPG

帰りに蝉谷林道から見えた白滝山、左のピークが高そう

だが標識は右のピークについている。地形図で標高点が

ついている方を山頂にしたのだろう。

P3260323.JPG

 


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甚吉森 [2011年の山]

甚吉森

2011年3月19日(土)

天候 晴

P3190195.JPG

kamokamo隊M氏と甚吉森に向かう、M氏は先週西叉山

から甚吉森に周回してきたばかり、続けて同じ山になって

しまい申し訳ないことだ。

 木頭西宇から、この冬には何度も通った南川林道を行く。

南川沿いに40分ほど車で走しると猪ノ山谷手前に廃屋があり

川には錆びた吊橋が、かかり降り口に甚吉山登山口の標柱が

立っている。

P3190180.JPG

 橋桁を吊るワイヤーが所々切れて番線で補強してある古びた吊橋

を渡り杉林の中を上がって行く、登山道は広く傾斜はあるが大きく

尾根を左右に巻いて行くため歩きやすく、分岐には道標も立っている。

 P3190182.JPG

地形図上で猪ノ山谷川と南川の交点から上がってきていると

思われる道と合流すると直登になり杉林から雑木の自然林帯

になってくる、県境の稜線に出ると西に甚吉森のピークが現れる。

登山口から1時間45分ほどで甚吉森に着く。

三角点は 二等三角点 点名甚吉森 1423.3m

P3190189.JPG

山頂は広く周囲が刈り払われ展望は良。少し雲がかかってはいるが

まだ雪を被っている石立山の背後には剣山から三嶺の山並みが見え

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南には千本山や宝蔵山など高知の山々、東には湯桶丸が

あるのだが稜線上のピークの背後になって見えず。

P3190198.JPG

気持ちがいい場所なので小一時間過ごしてしまったが、まだ

昼には早いので湯桶丸への県境稜線を偵察に出かける。

P3190240.JPG

かってはスズタケのジャングルであった事を偲ばせる稜線を歩き

途中のピークで昼食をかねて、また小一時間休憩、徳島の岳人も

滅多に訪れないだろう徳島の最奥の山中とあって、まったく

下界の気配を感じさせない静寂な空間で心地よい時間を過ごす。

P3190226.JPG

帰りは、このまま甚吉森に戻るのは面白くないと探していたら

南川に向かってエスケープできる道があった。

P3190230.JPG

途中では手前のピークに隠れて見えなかった湯桶丸も

姿を現す、最初は2時間もかからず山頂だったので余りに

お手軽だと思っていたのが結局7時間近くの歩きになり

楽しめれた。

 

P3190255.JPG

帰路、福寿草を見に寄る、もうそろそろ最盛期を過ぎたのでは

と心配だったが丁度見頃の株も多く黄金色の花弁を開いて

出迎えてくれていた。

P3190252.JPG

 

 

 

 

 

 


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和気アルプス [2011年の山]

2011年3月13日

和気アルプス裏銀座コース

岡山県和気町の神ノ山山系は一番高い山でも370mほどだし

尾根にはきちんとした道がつき里山レベルのハイキングコースだ

が、ここには地元の藤本さんが個人で切り開いたバリエーション

ルートが数多く存在する。

その中で和気アルプス特選コースと紹介されている裏銀座ルート

は岩場の連続で、アルプス気分が楽しめれる。今回、高知のグル

ープからお話があり、裏銀座ルートを組み合わせた和気アルプス

縦走をしてきた。

 

藤本さんのHPではこの裏コースは大勢や素人の入山は事故の恐

れがあるために、詳細を非公開にして規制したい旨呼びかけて

おられますのでルート等は紹介しませんし、個人の持ち山を通過

するので無闇に荒さないようとの事です。

 

藤公園に駐車し、鎌尾根に向かう、少し手前から取り付いた

ため雑木林の中を無理やりあがると岩尾根が見えて来た

鎌尾根の下部にでてきたようだ。

kamaone.JPG

迷いピークⅡよりダンガメ尾根を下り登り返すつもりだったが

分岐を行き過ぎたようで、そのままチンネスラブの上部に向かい

ザックをデポして110mスラブをピストンする。

surabu.JPG

斜度は35度から45度らしい、お尻を落として下らないと

立ったままではちょっと怖いですがお陰で岩角でズボンの

お尻部に鍵裂きを作ってしまった。

tinne.JPG

チンネからは白岩様(鷲の巣岩)を登攀しているクライマー

の姿が見える

クライマー.jpg

その岩場へのバリエーションコースもあるが一旦裏銀座ルートを外れ

神ノ上山に向かう。

santyou.JPG

山頂には三角点があり、北には白く雪をかむった那岐山と思われる

山が遠望できる。

点名 二等三角点 日笠下 370.3m

次は尾根道を西に剣峰へと向かいマサミチルートからザイテングラードに

移行するという本日核心のコースに進む、素人が踏み込まないようにあえて

分岐には標識や赤テープをつけていない、とあって薄い踏み跡を勘を頼りに進む。

トラバース.jpg

処どころにある古い標識でコースに乗っているのが確認できる。

P3130132.JPG

ザイテングラードに移行、ここらも滑落したらケガだけでは

済まない危険なスラブが待ち構えています。

P3130142.JPG

P3130146.JPG

 

ザイテンを下って再び縦走路に登り返す、高度差は150mほど

ですが直登ですからキツイです。奥ノ峰から東に奥ノ岩にむかう

小屏風、大屏風トラバースルートと、これまた危険なルートがある

らしいのですが時間がない事もありパス、縦走路を終点の和気

冨士にむかう。

karasawa.JPG

涸沢峰は竜王山コースとの分岐箇所になる。

 竜王.JPG

竜王山のバットレスも岩屑だらけのスロープをノーロープで

攀じ登るバリエーションコースが4本ほどあるらしいが

ここから眺めるとノーロープだと足を滑らすと谷底まで

一直線で転げおちかねない。

 

ゴールの和気冨士が近づいてきました。

ルート.JPG

和文字焼き用のレンガ炉が山腹に並ぶ観音山では

吉井川の流れが眺められる。

enbou.JPG

登っては下り、下っては登りも最後の和気冨士に到着

ここはツツジの名所らしいです、花期は4月上旬。

kitasonrzyou.JPG

ここにも三角点がありますが点の記がないので多分

廃止になっているものと思われる、標高は172.8m

ここから引き返し権現岩に下る予定だったが、そのまま

遊歩道を下りお稲荷さんの鳥居でゴール。

torii.JPG

沿面距離約9、5km累積標高差は約1000mだが

所要時間は7時間と思いのほかハードだった。

和気断面.gif

 

 

 

 


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西三子山 [2011年の山]

福寿草の西三子山 高野から

2011年3月5日 (土)  快晴

P3050058.JPG

福寿草の開花には早いかも知れないが来週は予定がある。

少しは咲いているだろうと西三子山に福寿草を求めて行ったが、この

山に登るには5本ほどルートがある、今回は南側の高野集落から取り

付いた、群生地には近いが鉄塔巡視路からだと高低差は約500mだが

そこからまだ2kmほど県道を下った、この高野登山口からだと高低差

約700mと少し手強くなる。

 

県道16号線は上勝旭から雪が現れだす、高丸山に向かうタイヤ跡はなし

鉄塔巡視路コースの登山口には、もう9時前だというのに香川ナンバーの

車が一台のみと寂しい、ここからは先行車の轍はない。

P3050002.JPG

さらに2kmほど下に走った高野集落に9時に着く八重地

では気温は氷点下1度だったが快晴でここは南向きとあって

2度と暖かくなっている、陽を浴びて福寿草が咲いているのを

期待して登る準備にかかる。

 

P3050006.JPG

登山口には相当に古そうな案内板がかかって

いるが、それには山頂まで2時間となっている。

杉の植林地の中を登っていくと山道が見つかったが

古い間伐された木が次々と倒れておりちょっとした

障害物競走だ、西方向に巻いていくと広い支尾根に

出会う、ここからP1125mを目指し北西に上がる

西側が雑木、東が杉林と明瞭に分かれた支尾根を

上がるとP1125mは葉を落とした雑木の繁る明るい場所

で小休に最適。ここまでで1時間半近くになるので、古い

案内板に記された2時間はちょっと無理、倒木の障害

や雪のハンディーがなければ、その位で行き着くかも。

P3050012.JPG

一休みした後、方向を北東に変え植林された尾根をしばらく

行くと杉林が切れ明るい広葉樹の広場に出た、ここが群生地の

はずだが覗きにいっても何も見あたらないので、再び尾根を登る。

途中の東方向の見晴らしでは先週、道案内した東尾と西竜峰が

双耳峰のように眺められる。

P3050036.JPG

P3050018.JPG

尾根筋を上がっていると前方から人の気配が、立石方面から登って

来られた阿南の2人組と続いて巡視路コースからの単独男性に行きかう

皆さん三脚やデジイチを下げて福寿草撮影が目的。そして頂上間近では

カップルの一組がいらした、鉄塔巡視路コース登山口に停まっていた香川

ナンバーの方だった。

P3050034.JPG

三等三角点 点名 澤谷1349m

山頂で高丸山から雲早、高城山へと続く展望を暫し楽しみ

福寿草群生地に引き返す。

P3050024.JPG

 

 群生地では尾根筋ですれ違った方達が撮影の最中だが残念ながら

咲いている株は数えるほどだった、しかし天気が良かったので黄金色

に輝く花を愛でれた、昨年の寒峰では日差しが無かったので花が十分

開いておらず、さらに終期だった上に雪で花弁が痛み黄金色とは程遠

かったので、今年は皆さんより一足早く咲いたばかりの花を見れて満足。

P3050065.JPG

蕾は結構見かけるから雪の中には沢山埋もれているのだろう

天気にもよるが来週も寒いようなので「春分の日」の連休まで

楽しめれるのでは。皆さんが帰られた後、少し遅い昼食。

帰りかけたら単独の男性が来られた、登山道の様子を聞くと

吹き溜まりでは膝下まで雪の処もあったようだが、こちらは南

からの登りだったので深いところでも足首までと雪は少なかった。

P3050054.JPG

ちょっと見えずらいですが、まだ葉も出していない蕾。

これから茎が伸びて葉を出してから開花ですから、

これなどは、まだまだでしょう。

 

 


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東尾 [2011年の山]

東尾 1159m

竜峠への案内で東尾に行く、2009年の12月から翌年の1月

にかけて高丸山から鷲敷竜王山、鶴林寺山へと繋いで行った際

中継地点としても2回登っており、これで4度目と馴染みの山だ。

  登山口での気温は零度、昨日までが暖かかっただけに寒さが

身にしみる、山には雪がうっすら残っている上に竜峠では北から

雪雲が小雪を降らせて通りすぎた為、寒い、寒い。帰って天気予報

を見ていたら、3月3日とあって、この戻り寒波を雛祭り寒波と名付

けていた。

P3030203.JPG

頂上の三角点は 点名 二等三角点東尾 1159.35m

P1010212.JPG

踊り石からは長安口ダムから海川方面がよく見える。

その向こうには南の山々が連なる、先月行った鰻轟山から

請ヶ峰の稜線も確認できる。吉野丸や神戸丸の奥には

湯桶丸が霞みながらも眺められる。

コピー ~ P1010211.JPG

登山口からの標高差は450mほど歩行距離約4kmとあって

山馴れた人なら往復2時間少々なのでこれだけでは物足りない

だろうサラサドウダンや神領百合の花期に訪れるか

中級者なら竜峠から竜西峰を経て笹峠に下り周回すれば

スズ竹の中を藪歩きができレベルアップになるだろう。

 

徳島への帰りは桑野に出て明谷梅林で観梅

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まだ蕾が多い木もあり全体で7~8分咲き程度だろうか

この週末は見頃だろう。

P1010222.JPG

 

 


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鰻轟山~請ヶ峰 [2011年の山]

2011年2月22日(火)    晴

鰻轟山~請ヶ峰

昨年、鰻轟山から吉野丸、金瀬を経て湯桶丸を繋いだのだが

縦走コースに外れた1000m峰で請ヶ峰が残っていた。

徳島から登山口までアプローチに3時間近くかかる上にまた鰻轟山

からの行くのも面白くないので、請ヶ峰林道林道から取り付こうか

とも思っていたが閉鎖されている林道を1時間以上も歩かねばなら

ないので宿題だったがこの度、例会山行の下見で

鰻轟山~請ヶ峰に行く話があったので、便乗させてもらった。

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193号線で海部川を遡り霧越峠より取り付く。

12日に降った大雪の名残だろうと思う雪が登山道にも

残っていたが尾根筋にかわせば問題なし、葉を落とした

雑木の間から見える紀伊水道の出羽島や水床湾を眺め

ながら、まず鰻轟山に向かう。

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途中、北方面の展望が得られ権田山と折宇山の間から

剣山が頭を出し、その横に三角錐の次郎笈、さらに三嶺

から天狗塚へと雪を纏った山々が白く輝いていた。

P2220148.JPG

鰻轟山からは登っては下りの結構急なピークの連続

一旦どんと下って登りかえした請ヶ峰山頂には「役の行者」

の像を祭っている祠があった。

P2220152.JPG

山頂三角点は 点名3等三角点 請ヶ峰1009.1m

断面2.gif

行きは巻き道も使ったが往路は忠実に尾根を辿り帰る。

沿面距離約8kmと結構歩き甲斐がありました。

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真正面、開通記念碑から見た鰻轟山

 

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こちらは請ヶ峰

 

 


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中蒜山 [2011年の山]

2011年2月20日(日) 

中蒜山

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例会で本来は伯耆大山の予定ではあったが今年は記録的な

大雪とあって最近まで麓でも3m近くの積雪、山では6mなどと

南国徳島の住民からしたら想像もできない積雪、さらに暖かく

なってきて稜線の雪に何十mにもわたる亀裂が入っているらしい

雪崩の恐れもあり、話し合いで手軽な中蒜山になった。

 

まだ暗い朝4時徳島出発、7時前に塩釜冷泉着

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塩釜ロッジの前に駐車させてもらい出発

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 7時過ぎとあってまだ夜が明けきらぬ、気温は氷点4度だった。

コースは地形図に載っている登山道でなく冬に使われている

らしい中蒜山から真南にP626m点に向かって伸びている

支尾根を直登するルート。

幸いにしてトレースが残っており、感謝です。

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しかし山頂避難小屋の頭が見え出した付近でトレースは消えている

樹林帯を抜けた支尾根の雪庇にクラックが入っている。多分これが

不安か稜線に近ずくにつれ風が強くなり引き返したのだろう、少し西

側によってやり過ごす。

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動物の足跡しかない尾根を上がって行くがここで猛烈な風に

見舞われ身を屈め吹き飛ばされないよう進むとやがて

昨年蒜山三座縦走の際見かけた山頂標識が見えて来た。

登山口より2時間50分、通常の登山道コースは無雪期では

1時間45分から2時間位らしい。

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 小休しようにも風が強いので避難小屋のドアの前に積った

雪をスコップで掻きだして小屋の中に退避

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P2200036.JPG

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登る前には帰路は通常の登山道に回るつもりだったが

この風ではと、元来た道を引き返し途中から折角ワカン

やスノーシューを背負ってきたので支尾根から外れて

樹林帯の中へ入って行く。登って行った尾根を西に眺め

ながら枝尾根や多分無雪期には水が流れているだろう

谷に沿って下って、やがて1合目標識に合流

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1合目からは塩釜ロッジを目指して雪原の中スノーハイクを楽しむ。

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点線が登って行った尾根です。

 


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白髪山 [2011年の山]

2011年2月5日

白髪山

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先はkamokamo隊M氏と県西の剣山だったので、今回は

M氏のホームグランドである別府峡からの三嶺方面に向かう。

M氏は三嶺を狙いながらも雪が深いため何度か阻まれている

2月になって暖かい日が続いているので少しは雪が溶けて

締まってきているのではと、期待しての山行だったのだが。

8.JPG

国道195号線で四つ足峠トンネルを越え高知の香美市物部から

別府峡谷の物部川を遡っていく峰越林道別府西熊線に入る

大栃林道との分岐から路面の雪が深くなり、凍った轍にタイヤを

取られ車が左右に振られだし、やがて分岐よりヘヤピンカーブを

2度曲がった地点で車体の底がつかえてギブアップ、車を路側に

置き、林道を20分ほど歩いた白髪別れへの直登コースで取り付く

無雪期なら別れまで1時間もあれば余裕で辿りつくのだろうが雪深

き直登だけにキツイ!パワーあるM氏には相変わらず先頭を行って

もらいながらも休み休みで待ってもらわないと息がつづかない。

雪がもう少し硬かったら楽なのでしょうが結局2時間以上かかって稜

線にたどり着く。

とてもじゃないがこの雪質で三嶺は無理なので白髪山に向かう。

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白髪別れにて、背後は高ノ瀬につづく稜線 

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次郎笈、剣山、そして少し離れて丸笹山

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同じく白髪別れから見た北方向の展望。手前カヤハゲと中央に三嶺

その右後ろには矢筈山、黒笠山、津志嶽の山々

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白髪別れから白髪山に向かう途中には中央に地蔵の頭、その

後ろに牛の背、左にはピラミダルな天狗塚の遠望が得られた。

14.JPG

もう直ぐ山頂の地点で山スキーらしきトレースが雪原に描かれて

いる、行きと帰りの2本のみなので単独、結構急な斜面を小刻み

にターンしながらの下っている跡が植林地まで見事に残っていた。

 18.JPG

30分少々で下山、途中はじめて単独男性の登山者と出会う

 20.JPG

白髪山登山口からは峰越林道を歩いてですが深いところでは

ガードレールの高さまで雪が積っているので、下りと言ってもな

かなか大変、まだまだワカンを外せません。雪の林道歩き40分

でようやく車まで辿りつく。

Mさん今回もラッセルご苦労さんでした。

22.JPG24.JPG

帰りに撮った画像ですが大栃林道分岐の下で大きな落石が

道を塞いでいます、軽四でどうにか通過できますが大型四駆

車ではキツイかも、右の写真の大岩は落ちたあと道路上で10

mほど転がったようで路面には大きな凹みができていました


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剣山 [2011年の山]

剣山

2011年1月29日

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kamokamo探検隊のMさんがどこか雪山でスノーシューと

ワカンの違いを体験したいとの事でスノーシューならやはり

徳島では丸笹山や塔の丸だが、ちょっと物足らないので

まずは剣山を目指すことにする。

 とりあえず第7ヘヤピンで様子を見に行く、結構雪は深そう

で、ここから塔の丸も選択の一つだったが道路が圧積されて

轍もなく見の越まで行けそうなのでパス。

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夫婦池には丸笹へのスノーシューハイクだろうか若い男女の

グループが準備中、夫婦池は雪に埋もれ白いグランド状態だ

この写真は帰りの時ですが池の中央まで踏み跡がありました。

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見の越の駐車場には立体駐車場でテントを張っている

一台のみ、晴れ間はあるが山頂は灰色の雲に覆われ

姿は見えず、気温は-7℃だが風がないのが救いだ。

歩きだした登山道には踏み跡なし、しばらく壺足で歩いた

がすぐに膝まで埋まりだしたのでワカンを装着、パワーが

一杯の Mさんに先頭を行ってもらう。

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西島駅までは少し青空も見え丸笹山が日に照らされ輝いて

いたが刀掛の松からは雪がちらほらしだす。

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ようやく雲海荘が見えてきたがここからが、足が進まない

笹の上を踏み抜いて腰まで埋まったりで、なかなか雲海荘

との距離が縮まない。

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3時間かかって、ようやく山頂に、雪で展望は全くなし

温度計は-7℃、駐車場で-7℃だったので雪空ながら

少しは気温があがった模様

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帰りはますます降ってくる雪の中を快速で下る、一時間少々

で帰りつく、結局見かけたのは若い男性2人組みと駐車場を

出る前にやって来た香川ナンバーのご夫婦の計4名。

天気予報が良くなかったので皆さん敬遠されたのかな。

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Mさんラッセルご苦労さんでした。

 

 

 


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国見山 [2011年の山]

国見山

2011年1月23日

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同好会の例会で西祖谷の国見山1409mに行く。

登山口までのアプローチが良く、国見の名の通り四国四

県の山が見渡せる展望と徳島で霧氷や樹氷が手軽に楽

しめ山として知られているが、地理的に高知が近いせいか

徳島の山でありながら、高知県民に親しまれているようで、

この山に来るといつも高知ナンバーの車が目立つ。

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金比羅神社横の駐車場には、まだ停まっている車はいない

上の登山口まで行っているのだろうと思いながら後山峠から

登る、雪が踏み固められているのでアイゼンが良く効き歩き

やすい。上の登山口まで来たが意外にも駐車の車は一台

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防火帯の急登も雪が締まっているので問題なし、ステップ

ができているので、無雪期より歩きやすいぐらいだ、いつも

ながらトレースを付けてくれている方達に感謝。

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P1370m点からの水平道は雪が深い、少し踏み外すと

膝上まで雪に潜ってしまう。

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昨日からの好天気で樹氷や霧氷は無く、枝に降り積もった

雪だけだが南国四国の徳島で手軽にこれだけの雪景色に

出会えて文句はない。

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山頂は先着の1組だけ、東の剣山山系は霞ながらも次郎笈や

太郎は見えているが西方面の地平線は雲で覆われ僅かに赤石

山系が確認できるだけ風は、ほとんどないが止まっているとさす

がに冷えてくる、神社の小屋で早めの昼食をとって下山。

折角スノーシューを持ってきたのに同行者は誰も持って行かない

と云うので置いてきたが、これほどの雪の多さならスノーシュでの

雪山遊びが楽しめたのに残念だった。

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帰りに確認したら、上の登山口で3台、下の登山口では

5台と車が増えていたが相変わらず県外ナンバーばかり

で徳島ナンバーの車はいないかった。

 


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熊谷 [2011年の山]

2011年1月15日 

熊谷(1010.7m)

kamokamo隊長から、山のお誘いがあったもののまたまた

週末は日本海側に大雪の天気予報、彼は三嶺狙いなのだが

私のレベルでは雪の三嶺は無理。彼には物足りないだろうが

午前中ならたいした雪にならないだろうと登山口が分かって

標高も1010.7mとかろうじて徳島1000m峰に仲間入りし

ている旧木頭村の「熊谷」にする。

地形図には熊谷の谷に「や」の振り仮名をつけているが

地元の方は「くまや」と言わず「くまたに」と呼んでいた。さて

どちらが正しいのやら?登山口は国道195号線、那賀町の

出原を過ぎ南川沿いを美那川キャンプ場に向って走るとカー

ブにモノレールの軌道がある、そこから登る。

P1160018.JPG

急な登りもあるが軌道を掴んで上がれば楽ちん

終点まで行けば索道の作業場があり展望が少し

あるが生憎と降水確率50%の天気予報どうり

雪が舞い八早山や大森山の姿が見えるだけだが。

晴れていれば白くなった剣山山系が見えるだろう。

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モノレール終点より南東に見える尾根に取り付く。

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雑木の繁る尾根をあがって、道がなだらかになった

ら山頂はすぐだ。

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山頂はゆったりとした尾根の途中かと間違うような平坦

なひろい場所で木々に囲まれ、三角点の周囲の雑木を

切り倒してはあるが展望はまるで無い。立ち止まると寒

いので写真を撮ると早々に引き返す。

なお、三角点は残ってはいるが廃止になっているので

点の記はなく旧名 三等三角点「熊谷」の名のみ記してある。

登り約1時間40分

下り約1時間20分

と昼前には下山。時間があるので帰りにもう一山寄ろうとも

思ったが雪なので甚吉森の偵察に出かける。

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さすがに甚吉山から湯桶丸と思われる稜線は雪で白い。

今年の夏前までには、あの尾根筋を歩きたいものだ。

 

 

 

 


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寒風山(新年初登山) [2011年の山]

2011年1月3日

寒風山

2011年、新年の初登山は昨年と同じ寒風山へ

同好会の方達と自主山行で樹氷見物に行く。

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 大晦日からの山陰大雪の余波で寒風山トンネルを抜けた

一ノ谷からの旧道は早速の雪道、その為か旧寒風山トンネ

ル南口の寒風茶屋前の駐車場にはわずか4台、昨年は満

車で下の回転場に駐車したのと大違いだ。

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積雪は40cmほどだろうか深いところではピッケルが

すっぽりと埋まってしまう。先行の方や元旦、二日にか

けてラッセルして踏み固めていただいた皆さんに感謝。

吹き溜まりでは雪の壁ができている、ここのラッセルは

胸元まで埋まって大変だっただろう。

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桑瀬峠からの伊予冨士、同じ頃に駐車場を出たスノーシューを

背負った方が一人で向かって行かれた。

P1030004.JPG

 

笹原はすっぽりと雪に埋まりスキーのゲレンデ状態

 P1030017.JPG

 

大岩直下からの尾根の東側を巻いていく道中は高度感

抜群、滑り落ちたらそのまま眼下の瓶ヶ森林道まで転が

り落ちそうで緊張。

P1030043.JPG

 

雪は多かったが期待した樹氷は少ない昨年は真っ白

の樹氷のトンネルだった箇所も枝に積った雪だけだった。

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こちらは昨年の同じ場所

DSCF3572.JPGDSCF3577.JPG

 

 

その代わりに雪が多かったためか木々が、ちょっとした

スノーモンスターもどきになっている。

P1030039.JPG

 

岩峰を背後に山頂まじかの尾根道にかかる。

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寒風山1763m頂上

四国百名山にもなって有名な山だが三角点はない

P1030050.JPG

 

360度の展望も石鎚方向はガスがかかって見えないが

北は燧灘の西条~今治の海岸線から赤石山系のパノラマ

東は冠山や平家平の背後に雪を被って白くなっている剣山

南は稲叢山等の高知の山々を満喫

P1030059.JPG

 

山頂の温度は5度、200m以上低いといいながらも

2日の剣山山頂が―6度だったらしい事を思えば暖かい、

寒風山の名のとおり冬場は風が強い山らしいが、それも

無く。天気予報が曇りで降水確率が40%と降雪も覚悟し

ていたのにちょっと拍子抜けだったがお陰で往路3時間

復路2時間15分とゆっくりと時間をかけて雪山を楽しめた。

 

 


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